2023.05.28
スポーツバイクの点検、整備作業 後編
おはようございます。出張修理の自転車屋さんです。
本日は先週のご紹介したスポーツバイクの点検、整備の続きをご紹介します。
新品のチェーンが入荷しましたので余計な油分を洗浄します。

最初についている油分はグリスのように粘度が高めですので一度洗浄して落とします。

チェーンリングやスプロケットや前後の変速機も油汚れが酷いので新品のチェーンを取り付けする前に綺麗に掃除します。


掃除をしました。


掃除が終わったので新品のチェーンを取り付けします。
今回は新しいチェーンカッターを導入しました。 シマノ製の12速対応品でとてもスムーズに作業できます。

チェーンが新品になったのでチェーンリングなどの歯としっかり噛みあっていますので、チェーンが浮いていません。

新品のチェーンのピッチ間です。

変速調整も終わりましたのでブレーキの作業をします。
リアブレーキはシューの位置がリム面に対してずれています。


ブレーキ面に対して正しい位置に調整しました。


フロントは何故か左右のブレーキシューが逆に装着されています。


左右のブレーキシューを入れ替えて取り付け位置を調整します。


ブレーキ調整も終わりましたので全体的にボルトの締り等を確認してテスト走行します。

変速もスムーズに行えて異音もしないので作業完了です。
スポーツバイクの整備点検でお困りの際は気軽にご相談ください。
カテゴリ:スポーツバイク修理日記
本日は先週のご紹介したスポーツバイクの点検、整備の続きをご紹介します。
新品のチェーンが入荷しましたので余計な油分を洗浄します。

最初についている油分はグリスのように粘度が高めですので一度洗浄して落とします。

チェーンリングやスプロケットや前後の変速機も油汚れが酷いので新品のチェーンを取り付けする前に綺麗に掃除します。


掃除をしました。


掃除が終わったので新品のチェーンを取り付けします。
今回は新しいチェーンカッターを導入しました。 シマノ製の12速対応品でとてもスムーズに作業できます。

チェーンが新品になったのでチェーンリングなどの歯としっかり噛みあっていますので、チェーンが浮いていません。

新品のチェーンのピッチ間です。

変速調整も終わりましたのでブレーキの作業をします。
リアブレーキはシューの位置がリム面に対してずれています。


ブレーキ面に対して正しい位置に調整しました。


フロントは何故か左右のブレーキシューが逆に装着されています。


左右のブレーキシューを入れ替えて取り付け位置を調整します。


ブレーキ調整も終わりましたので全体的にボルトの締り等を確認してテスト走行します。

変速もスムーズに行えて異音もしないので作業完了です。
スポーツバイクの整備点検でお困りの際は気軽にご相談ください。
2023.05.21
スポーツバイクの点検、整備作業 前編
こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。
本日はスポーツバイクの点検、整備のご依頼で持込されたバイクの作業を紹介します。

ペダリングでの異音や変速での異常などがあるそうですので全体の点検をしていきます。

フロントのチェーンリングの画像ですが明らかにチェーンが磨耗してギヤ板から浮いています。
チェーンは交換ですので部品を発注します。

部品の入荷までに出来る作業をします。
リアのクイックシャフトですが何故かスプリングが片側に2個重なって装着されています。

まずはリアホイールの整備です。


センターがずれてます。


センターズレを修正しました。

スポークテンションも調整します。

次はフロントホイール


フロントもセンターがずれています。


センターを修正しました。

スポークテンションも調整してホイールは作業完了です。

実はリアホイールを外す際にとても苦労しました。 ハブシャフトがフレームに食い込んでいる感じでなかなか外れませんでした。
フレームエンドを良く観察すると、、、
写真では分かりにくいですがフレームエンドが変形していてハブシャフトが引っかかってしまいます。


肉が盛り上がるように変形していたのでヤスリで削ります。
反対側も同様に変形がありました。
おそらく135mm幅のエンドフレームに130mm幅のハブを装着する際にハブシャフトが引っかかって少し無理に装着した為に変形したと思われます。

リアホイールもスムーズに脱着出来るようになったので、フレーム側のセンターを調整します。

ホイールがセンターに着くように調整しました。

変速調整の要であるリアディレラーの取り付けねじ部がかなり舐めてエンド修正機が取り付け出来ません。

とりあえずタップを立て直して修正します。



いつものように確認するとやはり曲がっています。



修正しました。
残りの作業は来週ご紹介します。
スポーツバイクの整備等でお困りの方は気軽にご相談ください。
カテゴリ:スポーツバイク修理日記
本日はスポーツバイクの点検、整備のご依頼で持込されたバイクの作業を紹介します。

ペダリングでの異音や変速での異常などがあるそうですので全体の点検をしていきます。

フロントのチェーンリングの画像ですが明らかにチェーンが磨耗してギヤ板から浮いています。
チェーンは交換ですので部品を発注します。

部品の入荷までに出来る作業をします。
リアのクイックシャフトですが何故かスプリングが片側に2個重なって装着されています。

まずはリアホイールの整備です。


センターがずれてます。


センターズレを修正しました。

スポークテンションも調整します。

次はフロントホイール


フロントもセンターがずれています。


センターを修正しました。

スポークテンションも調整してホイールは作業完了です。

実はリアホイールを外す際にとても苦労しました。 ハブシャフトがフレームに食い込んでいる感じでなかなか外れませんでした。
フレームエンドを良く観察すると、、、
写真では分かりにくいですがフレームエンドが変形していてハブシャフトが引っかかってしまいます。


肉が盛り上がるように変形していたのでヤスリで削ります。
反対側も同様に変形がありました。
おそらく135mm幅のエンドフレームに130mm幅のハブを装着する際にハブシャフトが引っかかって少し無理に装着した為に変形したと思われます。

リアホイールもスムーズに脱着出来るようになったので、フレーム側のセンターを調整します。

ホイールがセンターに着くように調整しました。

変速調整の要であるリアディレラーの取り付けねじ部がかなり舐めてエンド修正機が取り付け出来ません。

とりあえずタップを立て直して修正します。



いつものように確認するとやはり曲がっています。



修正しました。
残りの作業は来週ご紹介します。
スポーツバイクの整備等でお困りの方は気軽にご相談ください。
2023.05.12
ホイールメンテナンス
こんばんは、出張修理の自転車屋さんです。
本日は、スポーツバイクのホイールのメンテナンスをご紹介します。
MAVICのロードホイールの持込でメンテナンスです。

まずフロントホイールから
ハブベアリングには大きな異常は無いので玉当たり調整をしてから

バランスチェック

センターチェック


スポークテンション

これらを点検、調整後に汚れが多いので清掃して目視で異常が無いかもチェックします。



リムの継ぎ目部分を保護しているテープが剥がれてずれています。

このまま装着するとパンクのリスクがあるので

剥がして清掃します

新しいテープを張ります。

次は後輪
ベアリングには問題ないですがフリー部分のオイル切れで明らかに音と振動が異常です。

とりあえず分解します。


汚れが酷く、オイルは完全に切れています。


分解したパーツを綺麗に清掃します。


清掃後には専用のオイルを塗布します。

ほんの一例ですが当店ではホイールメーカーごとに専用のケミカル等も用意しています。


逆の手順で組み立てます。



玉当たりの調整も済んだらバランス調整をします。

前後輪とも問題なくリムブレーキ面もとても綺麗なのでほとんど使用されていなかったようです。

センターチェック


テンションチェック

後輪も前輪と同じくテープが剥がれ始めています。

剥がして清掃して

新品を張ります。

これでホイールのメンテナンスは完了です。
次はラチェット部分が錆びてしまいフリーが重くなってしまいました。

最初の錆が酷い画像をとり忘れましたが使用したケミカル(ディグリーザー)がよくなかったのかホイールの構造に問題があるのか分かりませんがサビサビでした。

お客様の目の前で分解、清掃して適切なグリスを塗布して組み立てて走行テストして作業完了です。
スポーツバイクのホイールは定期的なメンテナンスが必要になりますので安全の為にもしっかりメンテナンスをしましょう。
カテゴリ:スポーツバイク修理日記
本日は、スポーツバイクのホイールのメンテナンスをご紹介します。
MAVICのロードホイールの持込でメンテナンスです。

まずフロントホイールから
ハブベアリングには大きな異常は無いので玉当たり調整をしてから

バランスチェック

センターチェック


スポークテンション

これらを点検、調整後に汚れが多いので清掃して目視で異常が無いかもチェックします。



リムの継ぎ目部分を保護しているテープが剥がれてずれています。

このまま装着するとパンクのリスクがあるので

剥がして清掃します

新しいテープを張ります。

次は後輪
ベアリングには問題ないですがフリー部分のオイル切れで明らかに音と振動が異常です。

とりあえず分解します。


汚れが酷く、オイルは完全に切れています。


分解したパーツを綺麗に清掃します。


清掃後には専用のオイルを塗布します。

ほんの一例ですが当店ではホイールメーカーごとに専用のケミカル等も用意しています。


逆の手順で組み立てます。



玉当たりの調整も済んだらバランス調整をします。

前後輪とも問題なくリムブレーキ面もとても綺麗なのでほとんど使用されていなかったようです。

センターチェック


テンションチェック

後輪も前輪と同じくテープが剥がれ始めています。

剥がして清掃して

新品を張ります。

これでホイールのメンテナンスは完了です。
次はラチェット部分が錆びてしまいフリーが重くなってしまいました。

最初の錆が酷い画像をとり忘れましたが使用したケミカル(ディグリーザー)がよくなかったのかホイールの構造に問題があるのか分かりませんがサビサビでした。

お客様の目の前で分解、清掃して適切なグリスを塗布して組み立てて走行テストして作業完了です。
スポーツバイクのホイールは定期的なメンテナンスが必要になりますので安全の為にもしっかりメンテナンスをしましょう。
2023.04.28
MTBのオーバーホール 組み立て編
こんばんは、出張修理の自転車屋さんです。
今回もMTBのオーバーホールの作業をご紹介します。

前回はホイールの整備、タイヤの取り付けまでしましたのでフレームにパーツを取り付けていきます。
まずはディスクブレーキのフルード交換





古いフルードを排出しつつフルード内の気泡を取り除きます。
作業は丁寧に行いエアーを徹底的に取り除きます。

次はヘッドパーツのベリングの状態を確認します。
フロントフォークに関しましては今回は予算の都合でOHはしないですがなるべく早めに行うことをお勧め致しました。


上下のベアリングを取りはずして状態を確認して、問題ないので清掃を行います。



その他のパーツも綺麗に清掃して問題が無いかをチェックします。

耐水用にグリスを詰めてヘッドパーツを取り付けます。

ヘッドパーツにはステアリングのストッパー機能が付いていますので最初にずれていた矢印を合わせて組み付けます。


フロントフォークに貼り付けられていたブレーキホースガイドが剥がれています。




綺麗に淵をカットして貼り付けます。


ホイール、駆動系のパーツの取り付け前にはバリアスコートで綺麗に仕上げます。

とても綺麗な光沢が出ます。

次に新品のブレーキローター、パッドを取り付けます。

ブレーキの異音対策をパッドにします。


キャリパーにパッドを装着

レフティーのホイール取り外しの際のキャリパー問題も進化してますね。
この部分は汚れやすく細かい汚れが溜まるとスムーズにキャリパーが取り外せなくなるので綺麗に掃除して対策もしておきます。

ベリングにも耐水処理をします。

ローターを取り付け

フロントフォークにセットして規定トルクで締め付けます。

ローターも規定トルクで締め付けます。

カセットスプロケットとチェーンは新品に交換します。
直接の取引が無いので正規販売店で購入してきました。

スプロケットも規定トルクで締め付けます。

ローターも取り付けて

リアホイールの取り付け前にエンド金具も掃除します。
ここが汚れていると異音が出る場合があります。



ホイールを取り付けたらエンドを確認して修正します。

チェーンを最適な長さでカットして取り付けます。


BB部分も分解して清掃してベアリングに問題が無いかを確認します。


チェーンリングも一度クランクから外して掃除をして組みなおします。

規定トルクで締め付けます。



ペダルはスラスト方向に遊びがあるので一度分解します。


ベリングも清掃してグリスアップします。


ナットが最初緩んでいたのでナットには緩み止めを塗布して組み立てます。

反対側も同様に行います。



駆動系が取り付けできたので注油して変速調整を行います。

タイヤにシーラントが馴染んだ頃合に重大なエア漏れが無いかをチェックします。


経年劣化で割れていたケイデンスセンサーも修復してホイールに取り付けます。

テスト走行を行い何度か微調整をして完成です。
完成後には新車と見違える程の出来映えです!!

お客様のご自宅に配達します。
この様にスポーツ自転車の修理等も行っていますので気軽にご相談ください。
カテゴリ:スポーツバイク修理日記
今回もMTBのオーバーホールの作業をご紹介します。

前回はホイールの整備、タイヤの取り付けまでしましたのでフレームにパーツを取り付けていきます。
まずはディスクブレーキのフルード交換





古いフルードを排出しつつフルード内の気泡を取り除きます。
作業は丁寧に行いエアーを徹底的に取り除きます。

次はヘッドパーツのベリングの状態を確認します。
フロントフォークに関しましては今回は予算の都合でOHはしないですがなるべく早めに行うことをお勧め致しました。


上下のベアリングを取りはずして状態を確認して、問題ないので清掃を行います。



その他のパーツも綺麗に清掃して問題が無いかをチェックします。

耐水用にグリスを詰めてヘッドパーツを取り付けます。

ヘッドパーツにはステアリングのストッパー機能が付いていますので最初にずれていた矢印を合わせて組み付けます。


フロントフォークに貼り付けられていたブレーキホースガイドが剥がれています。




綺麗に淵をカットして貼り付けます。


ホイール、駆動系のパーツの取り付け前にはバリアスコートで綺麗に仕上げます。

とても綺麗な光沢が出ます。

次に新品のブレーキローター、パッドを取り付けます。

ブレーキの異音対策をパッドにします。


キャリパーにパッドを装着

レフティーのホイール取り外しの際のキャリパー問題も進化してますね。
この部分は汚れやすく細かい汚れが溜まるとスムーズにキャリパーが取り外せなくなるので綺麗に掃除して対策もしておきます。

ベリングにも耐水処理をします。

ローターを取り付け

フロントフォークにセットして規定トルクで締め付けます。

ローターも規定トルクで締め付けます。

カセットスプロケットとチェーンは新品に交換します。
直接の取引が無いので正規販売店で購入してきました。

スプロケットも規定トルクで締め付けます。

ローターも取り付けて

リアホイールの取り付け前にエンド金具も掃除します。
ここが汚れていると異音が出る場合があります。



ホイールを取り付けたらエンドを確認して修正します。

チェーンを最適な長さでカットして取り付けます。


BB部分も分解して清掃してベアリングに問題が無いかを確認します。


チェーンリングも一度クランクから外して掃除をして組みなおします。

規定トルクで締め付けます。



ペダルはスラスト方向に遊びがあるので一度分解します。


ベリングも清掃してグリスアップします。


ナットが最初緩んでいたのでナットには緩み止めを塗布して組み立てます。

反対側も同様に行います。



駆動系が取り付けできたので注油して変速調整を行います。

タイヤにシーラントが馴染んだ頃合に重大なエア漏れが無いかをチェックします。


経年劣化で割れていたケイデンスセンサーも修復してホイールに取り付けます。

テスト走行を行い何度か微調整をして完成です。
完成後には新車と見違える程の出来映えです!!

お客様のご自宅に配達します。
この様にスポーツ自転車の修理等も行っていますので気軽にご相談ください。
2023.04.23
MTB オーバーホール ホイール整備編
こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。
本日は前回の続きのMTBのOHの作業をご紹介します。

洗浄後のホイールを整備します。
まずは後輪から

ベアリングは完全にグリスが切れていますので清掃してグリスアップをします。



オンロードメインのバイクの為ベリングのダメージも問題なくグリスアツプで再利用できました。


リアハブのアクスルシャフトはドライブ側の調整ナットが緩んでいましたので締め直して組み付けて最後に玉当たりの調整も行います。
次は前輪




前輪のベリング左右もほぼグリスが切れています。

アルコールで古いグリスを溶かし

ブラシで綺麗に掃除します。

エアーで汚れとアルコールを飛ばして乾燥させます。

綿棒で細かい汚れを掃除して

綺麗に掃除できましたので


グリスを詰めてシールを戻します。
グリスアップ後は見違えるほどスムーズに回ります。
次はリアディレラー




分解して清掃し注油やグリスアップをします。




洗車で落としきれなかった細かい部分を掃除して注油を行います。
ハブの整備が終わったのでホイールのバランス調整に入ります。
まずは後輪から



一見するとセンターが大きくずれているようですがこのバイクは特殊な設計で作られています。
詳しく説明すると長文になるので書きませんがキャノンデールらしい設計ですね。

さすがの設計というべきか左右のテンションの差がとても少ないですね。
次は前輪


レフティーは専用の冶具を使用して振れ取り台にセットします。



フロントホイールも後輪と同様に特殊な設計ですがバランス、テンション、センターを調整します。
ホイールの整備が終わったのでタイヤを組み付けます。

今回もチューブレスで使用しますのでリムテープとバルブをセットします。

リムテープは気泡が入らないように巻いてリムとしっかりフィットさせます。
この作業がよくないとエア漏れの原因となります。

テープを巻いたらバルブ穴中心に小さな穴を開けます。


新品のバルブで先ほど空けた穴を拡張しながら挿入します。
こうする事によりエア漏れのリスクを低減します。

バルブ底を押し込みながらナットを締めてバルブの固定が終了です。


今回はミシュランタイヤを使用します。
先にホイールにタイヤをセットしてエアーを入れてビードアップまで行い

バルブのコアを外して、シーラントインジェクターを使用してシーラントを注入します。

注入後にエアーを入れてシーラントが全体に行き渡るように振ってエア漏れが無いかをチェックします。
次回も作業の続きを紹介します。
カテゴリ:スポーツバイク修理日記
本日は前回の続きのMTBのOHの作業をご紹介します。

洗浄後のホイールを整備します。
まずは後輪から

ベアリングは完全にグリスが切れていますので清掃してグリスアップをします。



オンロードメインのバイクの為ベリングのダメージも問題なくグリスアツプで再利用できました。


リアハブのアクスルシャフトはドライブ側の調整ナットが緩んでいましたので締め直して組み付けて最後に玉当たりの調整も行います。
次は前輪




前輪のベリング左右もほぼグリスが切れています。

アルコールで古いグリスを溶かし

ブラシで綺麗に掃除します。

エアーで汚れとアルコールを飛ばして乾燥させます。

綿棒で細かい汚れを掃除して

綺麗に掃除できましたので


グリスを詰めてシールを戻します。
グリスアップ後は見違えるほどスムーズに回ります。
次はリアディレラー




分解して清掃し注油やグリスアップをします。




洗車で落としきれなかった細かい部分を掃除して注油を行います。
ハブの整備が終わったのでホイールのバランス調整に入ります。
まずは後輪から



一見するとセンターが大きくずれているようですがこのバイクは特殊な設計で作られています。
詳しく説明すると長文になるので書きませんがキャノンデールらしい設計ですね。

さすがの設計というべきか左右のテンションの差がとても少ないですね。
次は前輪


レフティーは専用の冶具を使用して振れ取り台にセットします。



フロントホイールも後輪と同様に特殊な設計ですがバランス、テンション、センターを調整します。
ホイールの整備が終わったのでタイヤを組み付けます。

今回もチューブレスで使用しますのでリムテープとバルブをセットします。

リムテープは気泡が入らないように巻いてリムとしっかりフィットさせます。
この作業がよくないとエア漏れの原因となります。

テープを巻いたらバルブ穴中心に小さな穴を開けます。


新品のバルブで先ほど空けた穴を拡張しながら挿入します。
こうする事によりエア漏れのリスクを低減します。

バルブ底を押し込みながらナットを締めてバルブの固定が終了です。


今回はミシュランタイヤを使用します。
先にホイールにタイヤをセットしてエアーを入れてビードアップまで行い

バルブのコアを外して、シーラントインジェクターを使用してシーラントを注入します。

注入後にエアーを入れてシーラントが全体に行き渡るように振ってエア漏れが無いかをチェックします。
次回も作業の続きを紹介します。