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2023.02.26

ディスクブレーキのフルード交換&ブリーディング

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日は油圧ブレーキのフルード交換、ブリーディングの作業をご紹介します。

お客様からのご依頼で作業場に持込で作業いたします。

AVIDのディスクブレーキです。

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上位モデルのエリクサーです。

コンタクトアジャストが付いていますので、作業前には必ずアジャストを戻しておきます。

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未使用で一度もフルード交換をされてないとの事でしたので交換します。

まずブレーキパッドを取り外します。

作業中にフルードが付着しますと異音や制動力不良になりますので必ず取り外して作業します。

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外したパッドの代わりにこのキャリパー用のブロックを装着します。

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ブレーキ前後を車体から取り外して作業します。

このブレーキで使用するフルードはDOTタイプですので車体に飛散すると塗装を痛めますので取り外しが可能なバイクは必ず取り外します。

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天気もよいので外で行います。 工具などをそろえて作業します。

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まずは古いフルードを抜きます。

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このフルードの色からしてかなり経年劣化してます。

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新しいフルードを注入します。

今回はフィニッシュラインのDOT5.1を使用します。

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フルードの交換が終わりましたらエア抜きを行いシステム内に空気が残らないように徹底的に行います。

SRAM系はシマノと違い作業がしやすいですね!!

前後とも作業が終わりましたらアルコールを用いて徹底的に脱脂して最後に中性洗剤で綺麗に洗い流します。

脱脂が甘くてフルードがキャリパーに付着してますと塗装の剥がれが起こりやすいです。

洗浄後にはエアーで水分を飛ばして、しっかり乾燥させます。

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乾燥が終わりましたら、パッドを戻してバイクに取り付けします。

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ローターの矯正等してパッドとローターが擦らないようにキャリパーのセンターリングをしてからテスト走行をしてフルードの漏れやその他の異常が無いかを確認して作業完了です。

この様に油圧タイプのブレーキの作業も行っていますので気軽にご相談ください。
2023.02.11

スポーツバイクの持ち込み作業 後編

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日は前回の続きのスポーツバイクの調整、点検をご紹介します。

変速調整を行いますがチェーンのテンションが明らかにおかしいです。

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フロントは1Xですのでリアをトップの位置にするとこんなにチェーンがたるみます。

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理由はテンションアジャスターが正しく調整されていない為です。

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ローギヤの歯の先端とガイドプーリーの歯の先端の距離が約10mm程しかありません。

メーカーの指定では15mm程が適正な距離になりますのでその距離になるように調整をしてから変速の調整に入ります。

調整後はとても滑らかに変速して問題無しです。

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変速調整前にはチェーンに注油もします。

せっかくなので高級オイルを塗布します。

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クランクの締め付け確認

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ペダルの締め付け確認

そしてブレーキの異音が酷かったので対策をします。

パッドはシマノ製パッドを持ち込みで交換します。

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ただ取り付けただけでは異音がしますので角の面取りを行います。

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パッドの裏面のベースプレート部分には異音対策でグリスをほんのわずかに薄く塗ります。

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メーカーではグリスを塗るなと指示しているところもありますが、今まで数え切れない数のバイクを同じ施工をしていて問題が出た事はありませんし、異音が出た事もまずありません。

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新しいパッドを装着してキャリパーに取り付けします。

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ピストンを正しい工具を用いて戻します。

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フレームに取り付けてセンターだしを行います。

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ローターの歪みはしっかり矯正してパッドと接触しないようにセットします。

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新しいWERAの工具はボルトが保持されて落としにくいです。

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全ての調整が終わりましたら、実際に走行して問題が無いかを確認して作業完了です。

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新車でも調子が悪いなどありましたら気軽にご相談ください。
2023.02.03

スポーツバイクの持ち込み作業 前編

こんばんは、出張修理の自転車屋さんです。

本日は、多治見市内よりスポーツバイクの持込での点検、調整の作業をご紹介します。

新車で購入されたとの事ですが、全体的に調子が悪いそうです。

事前にチェックしましたが突っ込み所が多いので一旦お預かりさせて頂いて、作業場でしっかりと作業します。

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とてもお洒落なバイクですね!!

まずはフレームからホイールを外して作業台にフレームを固定します。

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ホイールの外す際に違和感を感じたので字具を当てて確認すると、フレームリアバックのセンターがずれています。 

クロモリフレームなので出来る限り矯正、修正します。

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ほぼ真っ直ぐになりました。

フレームの精度が出ていないと全ての調整が上手くいきません。

次はリアホイール

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スプロケットのロックリングが緩いので増し締めします。

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ローター取り付けボルトも確認。

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リアホイールが惰性で回転するとゴムの擦れるような音がしていました。

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音の原因はハブのダストカバー

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ダストカバーにほんの薄くラバーグリスを塗ります。

ハブの玉当たりは問題なし。

塗りすぎは飛散してローターに付着するので要注意です。

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振れ取り台で現状の確認してから、

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センターの確認をしますとセンターもズレていますね。

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調整後はしっかりとセンターも合わせています。

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同時にスポークテンションもバラツキをそろえながら調整します。

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リアのクイックシャフトにはグリスが一切塗られていません。

おそらく完成車で箱から出して一度もホイールを外していないのかも、、、

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定番のグリス

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細かい事ですが丁寧な作業をします。

リアホイールの整備が完了したのでフレームに戻してディレラーハンガーの確認です。

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6時の位置

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12時の位置

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9時の位置

12時と9時の位置では明らかに間隔が大きすぎます。

図ってみると

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12時の位置で26mmほど、9時の位置では20mmほどの間隔があります。

これではまともに変速調整は出来ませんので矯正します。

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矯正後は全ての位置で間隔が一定です。

これの精度が出ていないと変速調整は出来ません。

続いてはフロントホイール

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フロントにはグリスが塗られていました。

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ローターの締め付け確認。

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現状の確認後に

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フロントのセンターもズレています。

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センターもだして、

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スポークテンション、バランスの調整をしてフロントホイールの作業も完了です。

残りは後編で、、、次回に続きます。
2023.01.22

リムの組み換え

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日は、以前オーバーホールで紹介したKONAのMTBを将来的にはマウンテンバイクの楽しみを知って頂けるように貸し出しできるようにこつこつとカスタマイズしていきます。

まずはホイールをチューブレスに対応できるようにリムを組み替えます。

タイヤチューブをはずし

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ローターを取り外します。

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次にスプロケットを外します。

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そしてニップルを取り外します。

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外れたらリムを外します。

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外したパーツを測定して新しいリムでのスポーク長を計算します。

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リムは安心のMAVIC

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スポークを新しい長さにカットします。

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カットしたスポークの端面を整えて長さもぴったりに合わせます。

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カットしたスポークにねじ山の転造加工をします。

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バイスにセットして加工していきます。

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64本加工し終えたら、洗浄してねじ部にプレップを塗布して乾燥させます。

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乾燥したら組み立てて行きます。

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バランス調整

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テンション調整

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完成です。

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この様にしてホイールは組み立てをします。

手の空いた時間でこつこつ進めていきますのでまた作業をご紹介します。
2023.01.08

ホイール交換からのトラブル 続き②

こんにちは 出張修理の自転車屋さんです。

本日は、前回の続きサーリーの作業をご紹介します。

前回はホイールの作業、整備が完了したので次はフレームです。

まずはリア精度の確認

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大きなズレは無いです。

フロントの確認

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少しずれていましたので修正しました。

次はRディレラーハンガーの確認

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右側から見て6.9.12時の位置で確認しますが12時の位置では大きくずれています。

矯正後

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6.9.12時いずれの場所でも間隔が一定です。

今回の11速等の多段ギヤではハンガーの精度で変速精度が大きく変わります。

フレームの作業が終わりましたので次は全体的にブレーキ、変速、等を作業します。

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最初の点検で指摘した割れている、Rシフトアウターワイヤーの交換から作業します。

横から見るとアウターワイヤーが短いですね、この時代のパーツを使用していたプロ選手たちのバイクを見ても分かりますがアウターワイヤーを長めにセットしています。

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インナーワイヤーを含めて交換して前後の変速調整を行います。

次はブレーキ

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アジアスターレバーも開放位置でセットされており、ブレーキシューの高さ角度などもリムのブレーキ面から外れておりますので全て調整します。

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アジャスターを閉じた位置でブレーキの遊びを調整してからシューの高さや角度をリムのブレーキ面に納まるように調整します。

後は全体的にボルト、ナットの締め付け確認、ヘッドパーツのベアリングコンタクトなどを確認、調整します。

調整後には実際にテスト走行をしてブレーキ、変速等、走行動作に問題が無いか確認します。

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久しぶりのダブルタップですがやっぱりスラムは良いですね!!

この様なスポーツバイクの点検調整等も行っておりますので気軽にご相談ください。
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