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2022.04.21

MTBのオーバーホール その② サスペンション編

こんばんは 出張修理の自転車屋さんです。

前回、MTBのパーツを全て取り外してパーツの状態をチェックしましたので今回から修理や調整を行っていきます。

今回はサスペンションのオーバーホールです。

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点検時にロックアウトにしてもストロークをしてしまいロックが甘いので分解して組み立てし直します。

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とりあえず分解します。

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ちなみにユニオールのソケットはフラットトップになっていますのでサスペンションの分解時にはお勧めです。

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部品の状態をチェックしながら分解します。

フルードは劣化により変色しています。

分解後に脱脂、清掃を行いメーカー純正のサービスキットでゴム類などの部品を交換していきます。

しかし、今回メーカー純正のサービスキットをロックショックスの正規販売店に注文したところ、コロナ過による部品の品薄の為、入荷が半年から1年かかるとの事でしたのでやむ終えず今回はオイルのみの交換になります。

部品が入荷しましたら再度分解して消耗部品を交換します。

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サスペンションフルードもサービスキットと一緒に入荷するように手配した為に今回はワコーズのフルードを使用します。

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メーカー純正ではありませんがシンセティック配合のベースオイルで3種類(ハード、ミディアム、ソフト)のオイルの配合で自分好みの硬さに調整できます。

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アウターレッグ内もアルコールを使用して清掃します。

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内部は古いグリスで汚れていましたのでしっかり掃除します。

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新しいオイルやグリスを使用して組み立てしていきます。

組み立て時の写真をとり忘れてしまいました。

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幸いクラッシュワッシャーは在庫が手元にありましたので新品に交換します。

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完成後に適正圧にエアーを調整して動作の確認をします。

動作もとても滑らかでロックアウトもしっかり作動してます。

とりあえず部品入荷するまでこの状態で使用して、入荷しましたらオイルも純正を使用して再度オーバーホールをし直します。

次回はディスクブレーキのブリーディング等を行います。
2022.04.13

MTBのオーバーホール その① 分解、点検編

こんばんわ 出張修理の自転車屋さんです。

4月に入って桜も散って一気に暑くなり、多治見市でも昼間は30℃近くまで気温が上昇しています。

桜に変わってタンポポも咲き出しました。

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前回、洗車でご紹介した2013年モデル、コナのブラストを見本にして修理や作業内容等をご紹介していきます。

今回はオーバーホールの分解、点検編です。

とりあえず作業台に固定して分解します。

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BBを外すと中から水が出てきます。

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前回洗車したときの水ですが、バイクを逆さまにして水抜きをして、しっかり乾燥させて時間も3週間程、経過していますがまだフレーム内に水が残っています。

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実はフレーム内に水が残っているのは分解する前から分かっており私がプロショップで勤めていたときでも散々経験していましたのでこちらの水抜きの対策も順次ご紹介していきます。

ヘッドベアリングなどの回転部も状態は良好ですがグリスなどは経年劣化等で変色しています。

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ホイール等も問題はありませんがハブなども順次分解整備いたします。

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パーツなども分解できるところは全て外してバラバラにします。

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この様な感じでフレームから全ての部品を外していきます。

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本来ですと、分解した部品を全て洗浄、脱脂、点検、組み立てをしていきます。

今回の車両はそもそも使用距離が数キロとほとんど使用しておらず前回の洗車で洗浄、脱脂もしていますので今回は洗浄、脱脂の工程を部分的に行い組み立てをしていきます。

部品を点検していて特に気になった所ですと

1、ディスクブレーキの動きやタッチが悪い

2、サスペンションのロックアウトが甘い

3、フレーム内部に水が残りやすい

4、シフトワイヤーの錆や亀裂が見られる

5、山で使用するのでチューブレスにしたい

などいくつか気になる点や改善が必要な部分がありますのでオーバーホールをしながらバイクのモディフィケーションを行ってきます。

次回はサスペンションの整備作業をご紹介します。
2022.04.06

ディスクブレーキについて

こんばんわ 出張修理の自転車屋さんです。

今回は以前、作業したディスクブレーキ搭載車の修理についてご紹介します。

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相談内容としましては「ディスクパッドが常にローターに擦ってしまう」(当たってしまう)という事例です。

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まず後輪ですがブレーキの問題もありますがハブ軸にガタがありますのでこちらを先に直します。

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ホイールセンターもずれていますのでこちらも調整します。

調整前

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調整後

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センターもきっちり合わせてバランスとスポークテンションも調整します。

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ホイールの調整が済みましたので本題のディスクブレーキですが

キャリパー内部もローターが擦っていて傷だらけです。

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パッドの変磨耗により残り残量もありません

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このまま使用しますとローターまで交換になるケースもあります。

そしてピストンの引きずりなど他にも問題がありました。

この様な原因が積み重なりますとディスクブレーキはローターに当たりっぱなしになる事があります。

特に油圧ブレーキではパッドが減ってきますとピストンが自動的に出てきてクリアランスを調整しようとしますので定期的に目視での点検が必要になります。

現在、コロナや、さまざまな世界情勢で部品の供給が遅くなりますので早めの点検、修理などをしないと余計に修理が多くなることもありますのでご注意ください。
2022.03.21

スポーツバイクの洗車も致します!!

こんばんわ 出張修理の自転車屋さんです。

3月も下旬に入り多治見市でも気温のアップダウンと花粉等で体調管理が難しい日が続いてます。

しかし、暖かくなると洗車が楽しくなる季節でもあります。

という事で、今回は洗車作業をご紹介します。

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2013年モデルのコナ、ブラストをこれからさまざまな修理の見本に使って作業内容をご紹介したいと思います。

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年式の割にはとても状態が良く室内保管でおそらくは数キロしか走行していない感じです。

ですが埃汚れ等ありますので一度きれいに洗車をして車体の状態などを詳しくチェックします。

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まずは全体を水で流して大まかな汚れを流します。

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次は駆動系の油汚れをディグリーザーを使用して洗います。

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駆動系をデイグリーザーで洗ったら一度水で流します。

これだけでも結構、綺麗になります。

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その後にバイク全体を洗剤を使用して綺麗に洗います。

駆動部に使用したディグリーザーも洗剤で洗いしっかり落とします。

ディスクブレーキモデルでも手順や方法を間違わなければ洗車しても問題ありません。

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洗剤を水でしっかり洗い流して乾燥させます。

駆動系は新品のように綺麗になりました。

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乾燥が終わりましたら、必要な部分に注油を行いフレームにコーティングをします。

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注油などが終わりましたらバイク全体を点検して作業は終わります。

今回は簡単な説明でしたが次回の洗車をご紹介するときにはもう少し細かくポイントや注意事項を説明していきます。

ご自身で洗車をしてみたいけどやり方がわからない、洗車する場所が無くて出来ない等、お困りの方は是非一度ご相談ください。
2022.03.07

BB不調のロードバイク

こんばんは 出張修理の自転車屋さん です。

3月に入りましたが多治見市はまだ朝晩はかなり冷えます。

今回は前回の続きでロードバイクの整備です。

お客様からクランクの回りがとても悪いとのご相談です。

まずは今の状態を確認します。

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何故かフレームに圧入されたBBカップとクランクが接触しています。

これでは回りが悪いのも納得です。

とりあえず部品を外してチェックしていきます。

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左クランクを外すとスピンドルが刺さる部分についている部品(展開図で見るとRINGという名前)が見当たりません。

右を外すと

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ん。

何故か右側にリングが2枚合わさる形で付いています。

リングを元の位置に付け直しますが、クランクがBBと接触します。

BBはMORTOPのBBright用のセラミックが装着されてます。

本国のホームページで商品画像と現物を見比べるとベアリング外側に付く薄い金属製のワッシャーのようなカバーが1枚足りません。

その為、左クランクが内側に入ってしまいBBのカップと接触していました。

BBのベアリングはとても良好で新品のBBセットを買いなおすのも勿体無いのでストックパーツを調べたら24mmスピンドル用のちょうど良いスペーサーがありましたので欠品部品の代わりにそちらを装着すると

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ちょうど良い間隔でBBカップとクランクも接触しません

クランクの回りもセラミックベアリングのおかげでとても良く回ります。

チェーンリングの位置も微妙に変化していますのでフロント、リアの変速を調整して出来上がりです!!

中古で購入したバイクですとこの様な不具合やトラブルは良くありますので自転車の調子が悪い方などは一度ご相談ください。
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