TEL:090-6363-3196

営業時間

17:00~22:00[月~金]
13:00~20:00[土]
8:00~18:00[日]

定休日

不定休、雨天休業あり

新着情報

News

2023.02.03

スポーツバイクの持ち込み作業 前編

こんばんは、出張修理の自転車屋さんです。

本日は、多治見市内よりスポーツバイクの持込での点検、調整の作業をご紹介します。

新車で購入されたとの事ですが、全体的に調子が悪いそうです。

事前にチェックしましたが突っ込み所が多いので一旦お預かりさせて頂いて、作業場でしっかりと作業します。

alt

とてもお洒落なバイクですね!!

まずはフレームからホイールを外して作業台にフレームを固定します。

alt

ホイールの外す際に違和感を感じたので字具を当てて確認すると、フレームリアバックのセンターがずれています。 

クロモリフレームなので出来る限り矯正、修正します。

alt 

ほぼ真っ直ぐになりました。

フレームの精度が出ていないと全ての調整が上手くいきません。

次はリアホイール

alt

スプロケットのロックリングが緩いので増し締めします。

alt

ローター取り付けボルトも確認。

alt

リアホイールが惰性で回転するとゴムの擦れるような音がしていました。

alt

音の原因はハブのダストカバー

alt

ダストカバーにほんの薄くラバーグリスを塗ります。

ハブの玉当たりは問題なし。

塗りすぎは飛散してローターに付着するので要注意です。

alt

振れ取り台で現状の確認してから、

alt

alt

センターの確認をしますとセンターもズレていますね。

alt

alt

調整後はしっかりとセンターも合わせています。

alt

同時にスポークテンションもバラツキをそろえながら調整します。

alt

リアのクイックシャフトにはグリスが一切塗られていません。

おそらく完成車で箱から出して一度もホイールを外していないのかも、、、

alt

定番のグリス

alt

細かい事ですが丁寧な作業をします。

リアホイールの整備が完了したのでフレームに戻してディレラーハンガーの確認です。

alt

6時の位置

alt

12時の位置

alt

9時の位置

12時と9時の位置では明らかに間隔が大きすぎます。

図ってみると

alt

alt

12時の位置で26mmほど、9時の位置では20mmほどの間隔があります。

これではまともに変速調整は出来ませんので矯正します。

alt

alt

alt

矯正後は全ての位置で間隔が一定です。

これの精度が出ていないと変速調整は出来ません。

続いてはフロントホイール

alt

フロントにはグリスが塗られていました。

alt

ローターの締め付け確認。

alt

現状の確認後に

alt

alt

フロントのセンターもズレています。

alt

alt

センターもだして、

alt

スポークテンション、バランスの調整をしてフロントホイールの作業も完了です。

残りは後編で、、、次回に続きます。
2023.01.22

リムの組み換え

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日は、以前オーバーホールで紹介したKONAのMTBを将来的にはマウンテンバイクの楽しみを知って頂けるように貸し出しできるようにこつこつとカスタマイズしていきます。

まずはホイールをチューブレスに対応できるようにリムを組み替えます。

タイヤチューブをはずし

alt

ローターを取り外します。

alt

次にスプロケットを外します。

alt

そしてニップルを取り外します。

alt

外れたらリムを外します。

alt

外したパーツを測定して新しいリムでのスポーク長を計算します。

alt

リムは安心のMAVIC

alt

スポークを新しい長さにカットします。

alt

カットしたスポークの端面を整えて長さもぴったりに合わせます。

alt

カットしたスポークにねじ山の転造加工をします。

alt

バイスにセットして加工していきます。

alt

alt

alt

64本加工し終えたら、洗浄してねじ部にプレップを塗布して乾燥させます。

alt

乾燥したら組み立てて行きます。

alt

alt

バランス調整

alt

テンション調整

alt

完成です。

alt

alt

この様にしてホイールは組み立てをします。

手の空いた時間でこつこつ進めていきますのでまた作業をご紹介します。
2023.01.08

ホイール交換からのトラブル 続き②

こんにちは 出張修理の自転車屋さんです。

本日は、前回の続きサーリーの作業をご紹介します。

前回はホイールの作業、整備が完了したので次はフレームです。

まずはリア精度の確認

alt

alt

大きなズレは無いです。

フロントの確認

alt

alt

少しずれていましたので修正しました。

次はRディレラーハンガーの確認

alt

alt

alt

右側から見て6.9.12時の位置で確認しますが12時の位置では大きくずれています。

矯正後

alt

alt

alt

6.9.12時いずれの場所でも間隔が一定です。

今回の11速等の多段ギヤではハンガーの精度で変速精度が大きく変わります。

フレームの作業が終わりましたので次は全体的にブレーキ、変速、等を作業します。

alt

alt

最初の点検で指摘した割れている、Rシフトアウターワイヤーの交換から作業します。

横から見るとアウターワイヤーが短いですね、この時代のパーツを使用していたプロ選手たちのバイクを見ても分かりますがアウターワイヤーを長めにセットしています。

alt

alt

alt

alt

alt

alt

インナーワイヤーを含めて交換して前後の変速調整を行います。

次はブレーキ

alt

alt

alt

alt

alt

alt

アジアスターレバーも開放位置でセットされており、ブレーキシューの高さ角度などもリムのブレーキ面から外れておりますので全て調整します。

alt

alt

alt

alt

アジャスターを閉じた位置でブレーキの遊びを調整してからシューの高さや角度をリムのブレーキ面に納まるように調整します。

後は全体的にボルト、ナットの締め付け確認、ヘッドパーツのベアリングコンタクトなどを確認、調整します。

調整後には実際にテスト走行をしてブレーキ、変速等、走行動作に問題が無いか確認します。

alt

久しぶりのダブルタップですがやっぱりスラムは良いですね!!

この様なスポーツバイクの点検調整等も行っておりますので気軽にご相談ください。
2023.01.03

ホイール交換からのトラブル

明けましておめでとうございます。 出張修理の自転車屋さんです。

alt

今年も1年よろしくお願い致します。

ウサギ年にちなんで今年最初はサーリーの作業をご紹介します。

以前、サーリーの点検をさせて頂いたお客様より違うサーリーでホイールをご自身で交換されてから駆動系がおかしいとの事で持ち込み頂きました。

alt

とりあえず外見から軽くチェックします。

alt

alt

リアのシフトワイヤーの痛み、後は何故かブレーキアウターがシフトアウターで組まれているぐらいが気になった箇所です。

alt

そして一番の問題点の駆動系ですがよく見るとスプロケットのロックリングがフレームと接触しています。

これではまともに漕ぐ事は出来ません。

alt

明らかにロックリングが外側に出すぎています。

alt

ロックリングにはフレームと当たり塗装の剥がれが付着しています。

alt

フレーム側もロックリングと接触して塗装が剥がれて傷が付いています。

alt

ロックリングを外すとほとんどねじ山と噛んでおらずトップギヤもフリーボディーのスプラインにわずかに乗っているだけです。

alt

カセットスプロケットを外すと謎のスペーサーが1枚入っています。

これが原因ですね。

alt

フリーなどのサイズをしっかり測定、確認してこの要らないスペーサーを外します。

alt

ベアリングの状態などもついでに確認していきますが、フリーのベアリング2ヶ所が明らかにゴリゴリしています。  

alt

シールを外すとグリスが無くベアリングが錆びてます。

alt

とりあえず交換には部品が必要ですが今の時代は補修用のパーツをそろえるのも一苦労となるので全てのベアリングサイズを測定して交換パーツを揃えるまで応急的に清掃、グリスアップをします。

alt

この様な状態になる前には定期的なメンテナンスが必要ですが最高のケミカルを使用して組みなおします。

alt

フリー部分なども必要に応じて清掃、注油、グリスアップ等をしていきます。

alt

正しい手順で組み立てなおすとトップギヤも正しい位置に収まります。

alt

ロックリングもねじ山に正しいく収まります。

alt

フレームに収めてもロックリングとフレームは干渉しません。

alt

alt

alt

alt

前輪もホイールバランス、センター、スポークテンションなど確認して手直しします。

alt

alt

alt

後輪も同じく整備します。

残りの作業は次回紹介します。

この様に組み立て手順が違ったりすると事故や怪我につながるケースもありますので自転車がいつもと違う違和感などを感じられましたら気軽にご相談ください。
2022.10.05

MTBのセミオーバーホール

こんばんわ。 出張修理の自転車屋さんです。

本日はMTBの修理依頼でお客様が作業場まで自転車を持込での作業をご紹介します。

以前、違う自転車ですが修理のご依頼を受け、ご満足され修理のリピートを頂きました。

alt

alt

alt

alt

全体的に錆が多く、タイヤ、チューブ、ワイヤー類などのゴム、樹脂パーツの痛みが目立ちます。

alt

alt

alt

ブレーキワイヤーなども腐食が多く、タイコ部分は崩れてきてます。

お客様のご要望としましてはしっかり走れて、出来る範囲で錆などを取り除いて綺麗にして欲しいとの事でした。

alt

alt

まずは破棄する部品などを取り外して全体の洗車を行い、状態をしっかり確認します。

alt

洗車後に各部の状態を確認して修理に入ります。

alt

alt

alt

alt

alt

前後のホイールのベアリング部分のグリスアップを行い、玉当たりの調整を行います。

alt

ホイールバランスを確認して調整します。  幸いにもスポーク部分は錆がほとんど無くてよかったです。

alt 

alt

新品のリムフラップを装着してタイヤ、チューブを取り付けます。

alt

alt

ローター、スプロケットを取り付けて、トルクレンチで適正トルクに締め付けします。

alt

alt

alt

alt

ヘッドベリングにもグリスを注入して車体にホイールを取り付けます。

ボルトの頭部分など出来る範囲で錆取りをします。

alt

alt

サドル取り付け位置が前過ぎるので適正位置にしてシートポストにも異音対策でグリスを塗ります。

alt

alt

alt

前後のブレーキ、変速のワイヤーを作ります。

インナーは腐食に強いステンレス製です。

alt

alt

ワイヤーを新たに適正な長さ、取り回しで作成してブレーキ、変速を調整します。

alt

alt

alt

100%は錆の除去は出来ませんでしたが、最初のお預かりしたときに比べますと格段に綺麗になっています。

見た目だけでなく、走る、止まるに関しましても問題なく動作しています。

お客様にお渡し後、「修理以前とは違う自転車かと思うぐらいで、新車で購入したときと同じぐらい良くなってました。 これからも大切に乗ろうと思います」とのご感想を頂きました。

前回に引き続きこの様なご感想を頂けると私も大変嬉しく思います。

今回は作業にお時間も頂けましたので、予算の範囲内で出来るだけ綺麗になるようにさせて頂きました。

この様にしばらく乗られていないスポーツ自転車も修理致しますので、気軽にご相談ください。
« 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 »

- CafeLog -