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2022.08.15

ロードバイクのシフト不良

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

お盆休みも終わりそろそろ学生さんの夏休みも終わりに入りますね。

8月末から9月上旬は夏休み明けの修理での混雑が予想されますので修理のご依頼はお早めにお願いいたします。

本日はロードバイクのシフト(変速)不良の作業のご紹介です。

パンク修理のご依頼で名古屋市守山区へ出張します。

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フロントタイヤが傷んでましたのでタイヤ、チューブを交換して作業終了と思いきや。

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お客様からリアのシフトが調子悪いとのご相談。 

確かにシフトレバーを操作しても変速がうまく動かないのでリアメカからワイヤーを外して操作してもインナーワイヤーの動きが非常に悪いので良くあるインナーワイヤーのほつれが始まってると思いタイコ付近を見てみますが

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良くインナーワイヤーが切れたりほつれたりする赤丸部分は多少黒くなってますが特に異常なし。

明らかにインナーワイヤがおかしいので全部外してみると。

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インナーワイヤーを構成している細いワイヤーが数本切れてアウターワイヤーの中で詰まってワイヤーの動きを妨げています。

新しいインナーワイヤを折り曲げないように突いて中に残っているワイヤーの切れ端を取り除きます。

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ダウンチューブ内にワイヤーが内装になるので中でフロントワイヤーと絡んで綾取りしていないか確認します。

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想定外の作業でしたがメンテナンススタンドを持ってきて助かりました。

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変速調整をしますが明らかにデイレラーハンガーが曲がっています、想定外の作業でエンド修正機も持ち合わせていないので危険をお客様にお伝えをして後日ハンガーを代理店で注文して交換することをお勧めしました。

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試乗して変速機がホイールに接触しないのを確認してとりあえず走れるようになりました。

この様な変速不良の修理も行えますがスポーツバイクですと特殊工具や設備等が多く、全て持ち運ぶことは難しいのでお預かりになる事が想定されます。

スポーツバイクでの修理のご依頼の場合は修理箇所を事前にお伝え頂けますと助かりますので、LINEで写真付きでも構いませんので気軽にご相談ください。
2022.06.26

ホイールのオーバーホール

こんにちは。 出張修理の自転車屋さんです。

今回はホイール(ハブベアリング)のオーバーホール編です。

最近はシールドベアリングのハブが多くなりましたが純正のホイールやママチャリのホイールなどは未だにカップ&コーンと呼ばれるベアリングを使用しているものが多いのでこのベアリング部分のオーバーホールをの作業をご紹介します。

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MTBのオーバーホールでご紹介したコナの純正ホイールで作業を行っていきます。

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手始めにフロントホイールから。

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防水シールを傷つけないように外します。

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外れました。

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コーンレンチを使用してナットを緩めて外します。

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ナットを外したら反対側からシャフトを引き抜きます。 この時にベアリング球を紛失しないように気をつけます。

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この様にマグネットを使用すると紛失や反対側に落下して左右のベアリングが混じってしまうのを防止します。

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外れたベアリング球の状態を良く観察して磨耗、腐食などのダメージを確認します。

場合によってはベアリング球の交換を行います。

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ベアリング以外にも玉押しや玉受け側にも虫食い(傷や磨耗)が無いかを確認します。

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再利用可能であれば古いグリスや汚れを綺麗にふき取ります。

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新しいグリスを使用して組みなおしていきます。

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次はリアホイール

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フロントと違うところはフリーボディーがあります。

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フリーボディーを外して作業した際にスマホのレンズにグリスがついて画像がピンボケしてしまい、これ以降の作業の画像は今回は割愛します。

全てのベアリングの作業が完成しましたらホイールバランスを確認、調整して作業終了です。

カップ&コーンのタイプのベアリングは定期的にメンテナンスをすることによって良い状態を維持できますが、ベアリングのガタつきや回した際にゴリゴリ感などの異常が見られてからでは調整では直らないケースもありますので定期的に確認しましょう。
2022.06.12

MTB オーバーホール その⑤ 組み立て、完成編

こんにちは 出張修理の自転車屋さんです。

本日はMTBのオーバーホールの組み立て、完成までの作業をご紹介します。

作業自体は2週間ほどで終わっていますが、ホームページの更新の時間がなかなか取れなくて長くなりましたが今回で完成です。

前回でフレームの下処理などが終わりましたので取り外していたパーツを組み立てていきます。

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ヘッドベアリング、コラムに潤滑、防錆用にグリスをしっかりつけてフロントサスペンションをフレームに取り付けます。

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次に作業台にセットして駆動系のパーツ、ホイールなどをセットしていきます。

要所でグリスは使い分けをし、異音、焼き付き、防錆対策なども行います。

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作業代から降ろして、ハンドル周りのポジションを確認しながら部品を組み付け、ブレーキ類を取り付けてます。

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次にシフトケーブルの長さを最適にしてケーブル類を作ります。

特に大切なのがケーブルの端面処理や潤滑のケミカルです。   単に交換するだけなくパーツの性能を100%発揮できるように丁寧に作業します。

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最適な長さでケーブル類もついて変速調整を行い、残りのサドル、シートポストなどを取り付けて完成です

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完成後にはテスト走行を行い各部に異常が無いか、乗車した状態で変速、ブレーキなどをチェックして微調整します。

案の定、作業台では問題なかったリアブレーキが乗車してライダーの加重がかかるとキャリパーとローターの微妙な接触がありましたのでシムを増して微調整します。

最後に各ボルト、ナットの緩みが無いかを再確認して完成です。

この様な感じで出張修理の自転車屋さんではスポーツバイクのオーバーホールなども行っています。

ご興味がある方は気軽にご相談ください。
2022.05.30

MTB オーバーホール その④ フレーム下準備編

こんにちは 出張修理の自転車屋さんです。

昨日は、5月とは思えない暑さで多治見市でも34.9を記録しました。

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暑い多治見でも全国3位です。 8月には日本一を目指します(笑)

さてこんな暑い日は室内で、仕事の合間こつこつ進めているMTBのオーバーホールのご紹介の続きです。

本日は組み立て前のフレームの下準備です。

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まずはBB部のタップとフェイスの加工をします。

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使用する工具はこちらです。  今はJISのみですがイタリアンとT47規格のタップも近いうちにそろえたいです。

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しっかり切削油を塗り、まずはタップ

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そして左右のフェイス

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パークツールの工具での出来は良い仕上がりです。

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続いてはコナのフレームにはBB下に無い水抜き穴をあけます。

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位置をポンチでマークしてドリルで穴あけ。  

この部分は強度も十分にあり過去に何十台とコナのバイクはこの加工をしていますので水抜き穴程度は問題ありません。

むしろ水が抜けないでフレーム、BB、クランクスピンドルが腐食して壊れるほうが問題です。

最初のパーツを外すときでもフレーム内に残っていた水が出てきます。

分解編

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穴あけ後にアルミ地にはタッチアツプをします。

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続いてディレラーハンガー部分

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この部分はまれに異音が出ることがありますのでカッパーグリスを塗布してハンガーを取り付けします。

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ハンガー小物を取り付け後に必ず行うのがエンド修正

工具を当てて位置の確認をすると下部が内側に曲がっていることが分かります。

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すこしづつ矯正をしていき時計の針で6時、9時、12時の三箇所が全て均等な間隔で無いと正確な変速調整はできません。

この部分は右側に自転車を倒したりすると曲がってしまいますが、エンドの材質や硬さ等では変速を使用しているだけで徐々に曲がってしまう事もあります。

新車や新品のエンドを取り付けただけでも曲がっているバイクが多いので新車でもこの作業が必ず必要になります。

曲がっている位置から変速調整をしても正確な変速調整は出来ません。

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位置の矯正、確認が出来ましたらRディレラーを取り付けします。

最近のバイクで後のギヤが12,11,10段等のギヤが多いバイクは特に少しの曲がりでも変速不良が出やすい傾向にありますので何回変速調整をしても直らない場合はまずこの確認をすることから始める事をお勧めします。

次回は組み立て編です。
2022.05.09

MTBのオーバーホール その③ ディスクブレーキ編

こんばんは。 出張修理の自転車屋さんです。

ゴールデンウイークは晴天に恵まれましたね。

GWも終わり本日から仕事の方も多いと思います。あいにくの雨の週始まりで時間もありますので前回の続きでディスクブレーキのブリーデイング作業などをご紹介します。

私がもっとも得意とする作業の一つで2001年にプロショップで勤めてから数え切れない台数のブリーディングを行ってきました。

MTBディスクブレーキの黎明期から今日に至るまで数多くのメーカーのブレーキも作業してきました。

シマノ、テクトロ(TRP)、マグラ、スラム(AIVD) 等はフルードなども常備しています。





今回の車両はシマノのディスクブレーキでケーブル(ホース)が外装タイプですので車両から取り外して作業します。

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レバーにじょうごをセット。

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キャリパー側にはシリンジ(注射器ユニット)をセット。

エアーを抜いてきます。

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古いフルードは経年劣化で変色しています。

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レバー側も角度を変化させてエアーが抜けやすいようにします。

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作業の手順はシマノのマニュアルにありますがいろいろな方法がありますのでご自身で作業効率がよいやり方を見つけると作業が早く正確に行えます。

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じょうご側からもエアーが抜けます。

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ブリーディングが終わりましたら付着したフルードをアルコールを使用して清掃します。

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今回は中古のキャリパーですので綿棒を使用してキャリパー内をしっかり清掃します。

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ピストン部もブレーキダストなどで汚れていましたがとてもきれいになりました。

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前後とも綺麗に清掃します。

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一見、汚れて無さそうなキャリパーも綿棒が黒く汚れるぐらいでした。

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外したパッドの状態を確認します。

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リアのパッドにかなりの編磨耗が見られます。

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この車両は作業前の点検でピストンの引きずりもありましたが、後輪はクイックレバー内のスプリングが逆に装着されていましたのでリアのホイールがフレームに対して斜めに装着されていました。

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おそらくそれが原因でブレーキパッドの編磨耗(キャリパーにも接触)していました。

幸いキャリパー本体とローターには使用上の不具合はありませんでしたのでパッドを新品に交換して作業完了となります。

ディスクブレーキの不具合やトラブルは必ず原因があります。

単にディスクブレーキだからしょうがないと思われている方も見えますがお悩みの方、一度ご相談ください。
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