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2023.01.03

ホイール交換からのトラブル

明けましておめでとうございます。 出張修理の自転車屋さんです。

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今年も1年よろしくお願い致します。

ウサギ年にちなんで今年最初はサーリーの作業をご紹介します。

以前、サーリーの点検をさせて頂いたお客様より違うサーリーでホイールをご自身で交換されてから駆動系がおかしいとの事で持ち込み頂きました。

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とりあえず外見から軽くチェックします。

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リアのシフトワイヤーの痛み、後は何故かブレーキアウターがシフトアウターで組まれているぐらいが気になった箇所です。

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そして一番の問題点の駆動系ですがよく見るとスプロケットのロックリングがフレームと接触しています。

これではまともに漕ぐ事は出来ません。

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明らかにロックリングが外側に出すぎています。

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ロックリングにはフレームと当たり塗装の剥がれが付着しています。

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フレーム側もロックリングと接触して塗装が剥がれて傷が付いています。

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ロックリングを外すとほとんどねじ山と噛んでおらずトップギヤもフリーボディーのスプラインにわずかに乗っているだけです。

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カセットスプロケットを外すと謎のスペーサーが1枚入っています。

これが原因ですね。

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フリーなどのサイズをしっかり測定、確認してこの要らないスペーサーを外します。

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ベアリングの状態などもついでに確認していきますが、フリーのベアリング2ヶ所が明らかにゴリゴリしています。  

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シールを外すとグリスが無くベアリングが錆びてます。

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とりあえず交換には部品が必要ですが今の時代は補修用のパーツをそろえるのも一苦労となるので全てのベアリングサイズを測定して交換パーツを揃えるまで応急的に清掃、グリスアップをします。

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この様な状態になる前には定期的なメンテナンスが必要ですが最高のケミカルを使用して組みなおします。

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フリー部分なども必要に応じて清掃、注油、グリスアップ等をしていきます。

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正しい手順で組み立てなおすとトップギヤも正しい位置に収まります。

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ロックリングもねじ山に正しいく収まります。

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フレームに収めてもロックリングとフレームは干渉しません。

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前輪もホイールバランス、センター、スポークテンションなど確認して手直しします。

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後輪も同じく整備します。

残りの作業は次回紹介します。

この様に組み立て手順が違ったりすると事故や怪我につながるケースもありますので自転車がいつもと違う違和感などを感じられましたら気軽にご相談ください。

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