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2024.06.16

最近のいろいろな修理※セカンドオピニオン編

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日はパンク修理作業をご紹介します。

出張修理で多治見市内にお伺いします。

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お電話を頂いたのは日本人の方ですが実際に使用されているのは外国の方でした。

連続で2回パンクされてしまい、2回とも某量販店で修理したものの直ぐに3回目のパンクをして某量販店での修理に不安な為、当店に依頼がありました。

到着後、通訳アプリを使用しながらヒアリングをします。

本人がおしゃるにはタイヤサイド部分に刺さり物があったそうです。(本人が刺さり物を抜いていましたので実際の刺さり物は確認していません)

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元のチューブに空気を入れて抜ける場所からタイヤの位置を特定します。

本人が言われた様にタイヤサイドに何かが刺さったような穴があります。

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表側はダメージが大きそうに見いえますが裏側まで亀裂もほぼ無いのでチューブを交換して(チューブ交換の理由は後ほど説明します)タイヤは再利用します。

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念のためにタイヤ裏のチューブが納まる部分にリムテープを当ててチューブを保護します。

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チューブを交換後、指定空気圧にしてサイド部分を確認しますが変形や膨らみの無いのでタイヤは大丈夫です。

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チェーンや鍵にも注油を行い点検、試乗して問題ないことを確認して作業完了です。

ではなぜ今回チューブ交換をしたのかご説明します。

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この画像が今回取り外したチューブですが某量販店が2回パッチ補修をした形跡があります。

今回パンクしたのはその間の赤丸部分

この2回のパッチ補修がしっかりされていれば当店もパッチ補修をしてチューブ交換はしていませんが、、、、

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1回目の修理跡

空気圧でパッチが剥がれかけて、指で軽く擦ると簡単に捲れてきます。

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2回目のパッチ補修跡も同じく剥がれかけており、指で撫ぜると簡単に剥がれます。

こんないい加減な修復跡がありましたので今回はチューブを交換しました!!〔怒〕

そして穴の位置が全て同じサイド部分です。

タイヤに刺さった異物を抜き忘れてタイヤのマーキングを合わせずにタイヤ、チューブを組んだ場合はこの様な現象になります(ミシンで縫った状態です)が今回は刺さり物の証拠を現物確認していませんのではっきりと断言は出来ませんが、、、、、

それを抜きにしてもこのパッチ補修は酷い有様です。(下地処理は殆どしてありませんでした)

この様ないい加減な修理でお客様は大変な苦労をされたでしょう。

たかがパンク修理、されどパンク修理!!  完璧に修理してプロの仕事です。

この様な事でお困りの際は気軽にご相談下さい。

当店は修理に入る前、修理後も作業内容を明確にお客様に説明して適切な作業を致します。
2024.06.09

インターネット購入自転車の組み立て 後編

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日は先週の続きでインターネット購入自転車の組み立て作業を紹介します。

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ディレラーハンガーの曲がりをチェックします。 新車ですが9時の位置でゲージの隙間があります。

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ハンガーを矯正して6.9.12時どの位置でもゲージとリムの隙間を一定にします。

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クランクボルトの締め付け確認

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フロントディレラーの位置を調整し直し

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焼き付き、異音対策用のグリスを塗布してペダルの取り付け

バリが出るので除去します。

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機械式ディスクブレーキはワイヤーの取り付け前にキャリパー位置、パッドの初期位置の設定が大切です。

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ハンドル周りの組み付け、お預かりしたグリップに交換します。

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ワイヤーはハンドル回りが長すぎ、RDは短い部分もありますのでワイヤーを作り直します。

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長いものはカットして適切な長さにし、短いものは長い物に交換します。

アウターケーブルにはシリコンスプレー、インナーケーブルにはブレーキ、シフトとグリスを使い分けて塗布します。

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BB下部のワイヤー受けのボルトも錆びやすいのでグリスを塗ります。

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Rシフターワイヤーは適切な長さになり、変速時のRDの動きを邪魔しません。

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Rブレーキワイヤーはフレームと当って音が出やすいので傷防止も含めてサービスでゴムのパーツを取り付けます。

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ハンドル周りのワイヤーもすっきりしました。

フレームに当る部分にもサービスでチューブトップスを取り付けます。

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前後の変速ワイヤー、Rブレーキワイヤーと順調に取り付け調整をしていましたが最後のフロントブレーキワイヤーを取り付けしようとした際にパーツの破損が発覚します。

本来は初期不良で完成車メーカーにクレーム申請をするのですがネット購入の為こういった事態には対応が難しくなります。

シマノ製のブレーキですのでスモールパーツでの取り寄せが可能ですが納期は約4ヶ月も掛かります。

仕方が無いので当店で新品のブレーキを取り寄せ、そこからパーツを外して使用する事にして出来る作業を進めます。

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お預かりしたサドルに交換します。  

レールには異音対策で薄くグリスを塗ります。

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新品のブレーキセットが入荷したのでパーツを外して取り付けます。

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ライト、テールライトを装着します。

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鍵のホルダーを取り付けます。

ボルトが少し長くて飛び出るので怪我防止でバルブのゴムキャップを嵌めておきます。

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鍵をホルダーに装着

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新車ですがチェーンに注油もします。

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完成後に10~15分ほどテスト走行を行い車体、ホイール、ブレーキ、変速等動作に問題がないか確認し微調整をします。

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最後にワコーズのバリアスコートを施工して完成です。

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完成後にはお客様のご自宅まで配達して自転車の操作の仕方、注意事項、空気の入れ方、メンテナンスなど30分ほど説明をしました。

ブランド自転車の品質、性能には及びませんがこれだけしっかりと組み立て、整備を行ってますので試乗したさいに正直驚くほどストレスも無く走行できました。

逆に言い換えますと高額なブランド自転車でもきちんと整備されてない自転車は100%の性能を発揮できません。

自転車は車と違い、同じ自転車でも買うショップ(作業する人間)が違えば仕上がりに大きな違いが出ます!!

スポーツバイク等の修理、整備でお困りの際は気軽にご相談下さい。
2024.06.02

インターネット購入自転車の組み立て 前編

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日は、ネット通販で購入されたお客様より組み立て依頼がありましたのでその作業をご紹介します。

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自転車本体と取り付けするオプションアクセサリーをお預かりして作業場で組み立てします。

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開封して梱包を剥がして最初に傷のチェック、写真撮りしお客様に確認していただきます。

多少の小傷は仕方が無いので確認後に組み立てを進めます。

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前後の車輪を外してフレーム精度を確認します。

スポーツルック自転車なのでこのぐらいのエンドのズレは仕方が無いです。

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パイプ内側のバリがあります。

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そのままシートポストを挿入すると傷が付いたりしますのでヤスリで綺麗にします。

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綺麗になりました。

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次にホイールの整備をします。

タイヤ取り外してホイールの内側もチェックします。

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ハブのベアリングコンタクトが悪いので調整します。

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スプロケットも増し締めします。

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振れ取り台で確認します。

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ある程度バランス取りしてセンターを確認します。

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スポークテンションも低すぎるのでバランス、テンション、センター全てを調整し直します。

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純正のフラップも薄い為下地にもう一枚張って補強します。

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タイヤ装着して空気圧調整して後輪は終了、次に前輪を整備します。

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ローターも忘れずに増し締めします。

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前輪のハブは特に調整が悪いので直します。

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センターもずれ過ぎです。

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こちらもバランス、テンション、センターを調整します。

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レバーにグリスを塗ってホイールは完成です。

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次はFフォーク周りを整備します。

コラムスペーサー位置が良くないので最後に位置調整しますのでフォークを外します。

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案の定ヘッドベアリングにはグリスが塗布してありません。

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それどころか玉押しが斜めになっており圧入不足です。

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なんとなく予想はしていたので圧入し直します。

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正しく圧入しました。

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上下ベアリングとコラムにも適切なグリスを塗布します。

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コラムスペーサーを積み直してフォーク周りは完了です。

残りの作業は次回紹介します。
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