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2023.10.15

MTBの点検、調整作業 後編

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日はMTBの点検、調整作業 の後編作業をご紹介します。

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新品のチェーンが入荷したので最初に付着しているグリスなどを洗浄して脱脂をします。

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チェーンをシマノのマニュアルに従い適正な長さを計算してカットします。

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適正な長さになると最初のチェーンが短いかが良く分かります。

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ミッシングリンクも進行方向に向かい取り付けします。

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これで適正なチェーンが装着できましたので変速調整に入れます。

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先ほど脱脂したチェーンに新しいオイルを塗布します。

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変速調整前に必ず確認しないといけないのがディレラーハンガーの曲がりの確認です。

6.9.12時の位置で見ますと9時の位置でゲージが内側に入っているのが分かります。

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修正後はどの位置でもゲージの間隔は一定です。

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次にGプーリーの間隔を確認しようとしたときに異変を発見!!

Gプーリーの内側が激しく削れています。

本来は磨耗したりする部分ではありませんが前オーナーがチェーンが短い状態や適切な変速調整をしない使用をしてプーリーとLOギヤが接触して激しく磨耗したものと考えられます。

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お客様にプーリーの状態を報告しとりあえず装着して不具合が無ければそのまま使用するとの事ですので他にもブッシュの錆びや汚れ等ありましたので清掃してグリスアップをして変速機に戻します。

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装着後にGプーリーも適切な位置に調整をして変速調調整もします。

とりあえず作業台の上で無負荷の状態では問題は無さそうなので最後にテスト走行をして確認します。

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ディスクブレーキも台座の角度が斜めでパッドとローターが擦ってしまうので台座を加工します。

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これでパッドとローターが並行になりましたので擦る事も無くなりました。

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各部ボルト等の締め付けを確認します。

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サスペンションのバルブを確認してエアーを注入します。

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完成です!!

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完成後にはさまざまなシチュエーションでバイクの動作を確認して微調整をします。

問題ないことを最終確認してお客様に納品します。

中古やネット販売で購入されたスポーツバイクの修理、点検、整備でお困りの際は気軽にご相談ください。
2023.10.07

MTBの点検、調整作業 中編

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日は前回の続きの作業をご紹介します。

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リジットフォークからサスペンションフォークに交換します。

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コラムにクリスキングの1.5ベースプレートを圧入します。

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ユニオール製の専用工具を用いて圧入します。

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隙間無く圧入して腐食防止のグリスを塗布します。

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SRサンツア製のフロントシャフトは過去に腐食や汚れでシャフトが固着し、取り外しに大変な作業をした経験があるのでグリスをしっかり塗布します。

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とりあえず仮付けしてタイヤクリアランスなどに問題ないかを確認します。

そしてコラムの長さは、、、

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やはり短いですね。

これに関しては取り付け前の寸法計算で分かってはいましたが、、、

とりあえずお客様に連絡をします。

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ステム上端からコラム上端までが9.5mmの差があります。

個人的にはここの差は3mmに設定してコラムカットを行うか、少しオーバーしてステム上部に5mmスペーサーを乗せるほうがコラム保護やステムの締め付けた際のトラブルが避けられると思います。

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クリスキング純正のボルトも長さが足りなくなってしまうので別のものが必要になります。

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とりあえず他の部分の点検をしていくと赤枠内の部分の隙間が大きいことに気が付きます。

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現状を把握する為に左クランクを外します。

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グリスで汚れていますので清掃すると、、、

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リングといわれるパーツが欠品しています。

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シマノの展開図で見ると赤枠のパーツです。

以前にも同じような事例がありました。  こちら 

コラムの件と共にこちらもお客様に連絡をしてどうされるかを確認します。

確認後、コラムの件は自己責任で使用するので作業を進めて下さいとの事で、リングパーツは取り寄せして作業するとの事になりました。

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しかしコラムが短い部分でステムを締め付けると最悪ステムが破断することもありますので足りない空間を埋めるパーツを作製します。

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某イタリア製高級メーカーのコラムの端材がありましたのでほど良い長さでカットしてスペーサーにします。

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コラムとステム設置面積も少し減り固定力不足も考えられますのでカーボンコラムなどの固定に使用する専用のグリスをコラムに塗布して対策します。

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ほど良い高さに収まりました。

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ステムキャツプボルトも長いステンレス製の物を用意して交換します。

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固定後に確認でハンドルをこじってもステムはしっかり固定されています。

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新品のリングを用意しました。

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装着します。

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このバイクは前のオーナーが個人で組んだのかショップで組んだのか定かではありませんが殆どのボルト、ナットの締め付けが緩いです。

BBも適切なトルクで締め付けます。

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最初と比べると適正な隙間になっています。

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左クランクも適正なトルクで締め付けます。

次回に続きます。

スポーツバイクの修理、点検などでお困りの方は気軽にご相談ください。
2023.09.30

MTBの点検、調整作業 前編

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日はMTBを中古で購入されたお客様より点検、調整の依頼がありましたので作業場に持ち込みでの作業をご紹介します。

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ぱっと見た感じとてもコンディションの良いMTBです。

まずはお客様立会いの下、簡単に全体をチェックします。

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いくつかの問題点はありましたが一番気になる箇所はチェーンの長さです。

LOWでかなりチェーンが張って変速機もかなり無理しています。

お客様にはチェーンを長いものに交換が必要と説明します。

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後はお客様の持ち込みでサスペンションの取り付けもお願いされました。

KINGのインセット7でこのコラム長さは短いかも、、、、

とりあえずお預かりして作業を進めます。

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前のオーナーは自分で組み立てたのかミッシングリンクも進行方向とは逆に付いてます。

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シマノのマニュアルに従いチェーンの長さを確認しますと、、、

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全然、短いですね。 

とりあえず新品のチェーンを注文してホイールから整備を始めます。

リアホイールから

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大きな振れは特に無いです。

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センターも大丈夫です。

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テンションの確認をして微調整をします。

次はフロントホイール

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こちらもセンターはOKです。

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少し振れがありましたので調整します。

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テンションも確認して微調整します。

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ローターボルトもトルクレンチを使用して増し締めしますが最初から緩いですね。

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スプロケットのロックリングも緩いのでトルクレンチを使用して適性トルクで締めます。

残りは次回ご紹介します。
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