2023.07.09
最近のいろいろな修理 ⑥
こんばんは、出張修理の自転車屋さんです。
7月に入って一気に暑くなりました。 熱中症に気をつけて修理をしています。
最近、スポーツバイクの修理の紹介が多かったので本日はシティーサイクルの修理をご紹介します。
内容は殆どがパンク修理ですので紹介しても同じような内容ばかりですが、いくつか抜粋して紹介します。
まずはパンク修理のご依頼で多治見市までお伺い致します。

タイヤがやたらと分厚いので空気圧が低下しても分からずに走行をしてしまい、中のチューブがぼろぼろになってのチューブ交換でした。

全体的に傷んでいます。

外装変速機はシマノ製でリコール対象商品でしたので購入店でのご対応をお伝えしておきました。
次もパンク修理のご依頼で多治見市内にお伺い致します。

一見まだ使えそうなタイヤですが、、、

タイヤ裏はぼろぼろで剥がれています。


切断面ですと こちらは剥がれていない部分

こちらは剥がれてしまった部分です。

この様な状態ではタイヤが変形してしまいますのでタイヤとチューブの交換になります。
変速機はリコール対象ではない自転車デしたので全体的に点検、注油をして作業完了です。

次は前後パンク修理のご依頼で多治見市内にお伺い致します。

前後ともに水調べの結果穴は見当たりませんでした。
虫ゴムがちぎれて役目を果たしていないのが原因と思われます。

後輪はチューブが伸びて納まりが悪いので交換を提案しましたがとりあえずそのまま使用するとのお客様のご意向でなるべくチューブに皺が寄らないように戻して作業完了です。
次はパンク修理のご依頼で多治見市内にお伺い致します。
タイヤ劣化での交換でした。

経年劣化ではしょうがないですね。
次もパンクです。
チューブがしわくちゃになるぐらいぼろぼろになっていますので交換です。

今紹介したパンクの殆どが空気圧不足によるパンクです。
最低でも一ヶ月に一回は空気を補充して1年に一回は虫ゴムを交換しましょう。
これだけで大半のパンクは防止できます。
最後にサドル交換で多治見市内にお伺い致します。

穴が空いてしまったので雨が降るとお尻が濡れてしまうので交換しました。
この様な修理でお困りの方は気軽にご相談ください。
カテゴリ:シティーサイクル修理日記
7月に入って一気に暑くなりました。 熱中症に気をつけて修理をしています。
最近、スポーツバイクの修理の紹介が多かったので本日はシティーサイクルの修理をご紹介します。
内容は殆どがパンク修理ですので紹介しても同じような内容ばかりですが、いくつか抜粋して紹介します。
まずはパンク修理のご依頼で多治見市までお伺い致します。

タイヤがやたらと分厚いので空気圧が低下しても分からずに走行をしてしまい、中のチューブがぼろぼろになってのチューブ交換でした。

全体的に傷んでいます。

外装変速機はシマノ製でリコール対象商品でしたので購入店でのご対応をお伝えしておきました。
次もパンク修理のご依頼で多治見市内にお伺い致します。

一見まだ使えそうなタイヤですが、、、

タイヤ裏はぼろぼろで剥がれています。


切断面ですと こちらは剥がれていない部分

こちらは剥がれてしまった部分です。

この様な状態ではタイヤが変形してしまいますのでタイヤとチューブの交換になります。
変速機はリコール対象ではない自転車デしたので全体的に点検、注油をして作業完了です。

次は前後パンク修理のご依頼で多治見市内にお伺い致します。

前後ともに水調べの結果穴は見当たりませんでした。
虫ゴムがちぎれて役目を果たしていないのが原因と思われます。

後輪はチューブが伸びて納まりが悪いので交換を提案しましたがとりあえずそのまま使用するとのお客様のご意向でなるべくチューブに皺が寄らないように戻して作業完了です。
次はパンク修理のご依頼で多治見市内にお伺い致します。
タイヤ劣化での交換でした。

経年劣化ではしょうがないですね。
次もパンクです。
チューブがしわくちゃになるぐらいぼろぼろになっていますので交換です。

今紹介したパンクの殆どが空気圧不足によるパンクです。
最低でも一ヶ月に一回は空気を補充して1年に一回は虫ゴムを交換しましょう。
これだけで大半のパンクは防止できます。
最後にサドル交換で多治見市内にお伺い致します。

穴が空いてしまったので雨が降るとお尻が濡れてしまうので交換しました。
この様な修理でお困りの方は気軽にご相談ください。
2023.07.04
新車の組み立てもお任せ下さい 後編
こんばんは、出張修理の自転車屋さんです。
本日は前回の続きで新車MTBの組み立て点検作業をご紹介します。
前後のホイールも装着して作業スタンドに固定したので残りの作業を行います。
まずはハンドル周りですがステムキャップの固定の仕方が悪くてキャップ上部の隙間がありません。

ごく一部のステムでこの様な固定方法の物も過去にはありましたがこのモデルでは上下の隙間を均等にして固定します。

トルクレンチで確認します。


ハンドルが純正に比べて短いのでよく観察していたら何故かグリップにグリスを塗布してありボルトで固定するグリップですが滑ってグリップが回ってしまいます。

グリップが動くと危険ですので外して洗浄します。

パーツクリーナーで脱脂します。

さらにおくまで綺麗なウエスをねじ込んで拭き上げます。
ハンドルも脱脂して固定完了です。

キャリパーもセンター位置を調整し固定します。

ブレーキホースの取り付け確認とリークチェックをします。

クランク等ボルト、ナットも締め付け確認を行います。

ペダルの締め付けが甘く気になったので外してネジ部を確認すると、、、

恐らくロックタイト系の緩み止め材が塗ってあります。

個人的にはお勧めできないのでネジ部を綺麗に掃除して適切なグリスを塗布します。

規定トルクでしっかり締め付けます。
チェーンにもオイルを塗布してシフト調整をします。

シマノ製変速機は調整が簡単ですね。


スタビライザーもオン、オフと切り替えできます。

オフのほうがシフトは軽いですがオンの方がチェーンのバウンドを防止できます。
シチュエーションに応じて使い分けると良いですね。

ハンドル回りもワイヤーなどの取り回しが良くないので干渉してます。

ホースやケーブルがなるべく干渉しないように取り回しを変更します。

サスペンションはエアーで調整しますのでバルブの緩みを確認して。

エアサスポンプでエアー圧を調整します。

インナーチューブも掃除をし、薄くシリコンスプレーをダストシールとインナーチューブに塗布して再度拭き上げます。(恐らくインナーチューブは錆びやすい材質なので錆び防止にも効果的です)


最後にテスト走行を行い異常が無いかを確認してお客様にお渡しとなります。
必要な方にはお渡し時にスポーツバイクの基本操作の説明も行います。
スポーツバイクで何かお困りのことがありましたら気軽にご相談ください。
カテゴリ:スポーツバイク修理日記
本日は前回の続きで新車MTBの組み立て点検作業をご紹介します。
前後のホイールも装着して作業スタンドに固定したので残りの作業を行います。
まずはハンドル周りですがステムキャップの固定の仕方が悪くてキャップ上部の隙間がありません。

ごく一部のステムでこの様な固定方法の物も過去にはありましたがこのモデルでは上下の隙間を均等にして固定します。

トルクレンチで確認します。


ハンドルが純正に比べて短いのでよく観察していたら何故かグリップにグリスを塗布してありボルトで固定するグリップですが滑ってグリップが回ってしまいます。

グリップが動くと危険ですので外して洗浄します。

パーツクリーナーで脱脂します。

さらにおくまで綺麗なウエスをねじ込んで拭き上げます。
ハンドルも脱脂して固定完了です。

キャリパーもセンター位置を調整し固定します。

ブレーキホースの取り付け確認とリークチェックをします。

クランク等ボルト、ナットも締め付け確認を行います。

ペダルの締め付けが甘く気になったので外してネジ部を確認すると、、、

恐らくロックタイト系の緩み止め材が塗ってあります。

個人的にはお勧めできないのでネジ部を綺麗に掃除して適切なグリスを塗布します。

規定トルクでしっかり締め付けます。
チェーンにもオイルを塗布してシフト調整をします。

シマノ製変速機は調整が簡単ですね。


スタビライザーもオン、オフと切り替えできます。

オフのほうがシフトは軽いですがオンの方がチェーンのバウンドを防止できます。
シチュエーションに応じて使い分けると良いですね。

ハンドル回りもワイヤーなどの取り回しが良くないので干渉してます。

ホースやケーブルがなるべく干渉しないように取り回しを変更します。

サスペンションはエアーで調整しますのでバルブの緩みを確認して。

エアサスポンプでエアー圧を調整します。

インナーチューブも掃除をし、薄くシリコンスプレーをダストシールとインナーチューブに塗布して再度拭き上げます。(恐らくインナーチューブは錆びやすい材質なので錆び防止にも効果的です)


最後にテスト走行を行い異常が無いかを確認してお客様にお渡しとなります。
必要な方にはお渡し時にスポーツバイクの基本操作の説明も行います。
スポーツバイクで何かお困りのことがありましたら気軽にご相談ください。
2023.07.02
新車の組み立てもお任せ下さい 前編
こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。
本日は新車をネットで購入されたお客様の組み立て作業をご紹介します。
瀬戸市より作業場に持込でのご依頼です。
プロショツプで勤めていたときはお世話になった某メーカーのMTBです。

まずはリアホイールの整備から
整備前はホイールセンターがずれています。


修正後


バランスやテンションも調整します。



お客様のご依頼で純正ブロックタイヤから町乗りに適したスリックタイヤに交換します。

空気圧チェック

タイヤと同じくチューブもシュワルベ製に交換しますのでバルブの緩みとリークチェックを行います。
(シュワルベはバルブコアが外せるタイプですので初期の緩みやバルブからのエアー漏れも多いので必ずチェックします)

ローターの締め付け確認

スプロケットの締め付け確認

今回はスプロケットカバーを残します。
リム形状はフックレスタイプのチューブレスリムなので空気圧はとても大切です。

続いて前輪
センターは合っています。


バランス、テンション調整


クイックシャフトにはグリスが付いていません。

錆び防止の為、グリスを塗布します。

フロントキャリパーのピストンが出すぎてパッド間の隙間がありません。

ホイールが外れている状態でレバーを何度も握るとこの様な事が起きますので気をつけるか、スペーサーを装着しましょう。
専用工具でピストン位置をリセットします。

前後のホイールを装着できたのでディレラーハンガーの精度を確認します。
修正前は6時、9時、12時の位置を見ると9時、6時、位置でずれているのが分かります。


修正後は6時、9時、12時どの位置でも修正機の棒とリムの間隔は一定です。



今回のバイクは1Xでリアもワイドギヤですからエンドの精度とても大切です。
この精度が悪いとどれだけ変速調整をしても良くなりません。
残りの作業は後編に続きます。
カテゴリ:スポーツバイク修理日記
本日は新車をネットで購入されたお客様の組み立て作業をご紹介します。
瀬戸市より作業場に持込でのご依頼です。
プロショツプで勤めていたときはお世話になった某メーカーのMTBです。

まずはリアホイールの整備から
整備前はホイールセンターがずれています。


修正後


バランスやテンションも調整します。



お客様のご依頼で純正ブロックタイヤから町乗りに適したスリックタイヤに交換します。

空気圧チェック

タイヤと同じくチューブもシュワルベ製に交換しますのでバルブの緩みとリークチェックを行います。
(シュワルベはバルブコアが外せるタイプですので初期の緩みやバルブからのエアー漏れも多いので必ずチェックします)

ローターの締め付け確認

スプロケットの締め付け確認

今回はスプロケットカバーを残します。
リム形状はフックレスタイプのチューブレスリムなので空気圧はとても大切です。

続いて前輪
センターは合っています。


バランス、テンション調整


クイックシャフトにはグリスが付いていません。

錆び防止の為、グリスを塗布します。

フロントキャリパーのピストンが出すぎてパッド間の隙間がありません。

ホイールが外れている状態でレバーを何度も握るとこの様な事が起きますので気をつけるか、スペーサーを装着しましょう。
専用工具でピストン位置をリセットします。

前後のホイールを装着できたのでディレラーハンガーの精度を確認します。
修正前は6時、9時、12時の位置を見ると9時、6時、位置でずれているのが分かります。



修正後は6時、9時、12時どの位置でも修正機の棒とリムの間隔は一定です。



今回のバイクは1Xでリアもワイドギヤですからエンドの精度とても大切です。
この精度が悪いとどれだけ変速調整をしても良くなりません。
残りの作業は後編に続きます。