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2023.01.14

セカンドオピニオン的な修理 その③

こんばんは 出張修理の自転車屋さんです。

今回は他のお店でパンク修理をされたのにもかかわらず、すぐにパンクをされてしまったとのご相談で多治見市内に出張修理でお伺いしました。

お客様からのお話を聞くと修理から戻ってきて一度走行しただけでまたパンクをされたとの事です。
(しかもパンク修理に2週間ほど預けて大変不便な思いをされたのにもかかわらずすぐにパンクをされたそうです、、、、)

パンクにはさまざまな原因がありますがお客様は前回、他店でされた修理に不備があったのではないかとの事でお客様の立会いの下、タイヤを外してチューブとタイヤをチェックします。

(タイヤをホイールから外す前に目視で確認した所、タイヤのラベル位置とバルブ位置が約15センチほどずれてタイヤが装着されていました。)

タイヤを片側だけ外した段階ではチューブによれたり、動いてずれた形跡はありません。

チューブを取り出して空気を入れるとすぐに抜ける穴が複数空いています。

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黄色丸内に3箇所ほどの穴があります。

タイヤをチェックしていくと、

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画鋲の針のような物が路面接地面に刺さっています

そして前回の修理したパッチ位置と今回の穴が空いている黄色丸との距離を見ると、、、、

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最初にタイヤが約15センチほどずれていたのと同じ間隔でパンクしていることが分かります。

前回の修理パッチと今回の穴の面は同じ位置です。

100%の断言ではありませんがおそらくは前回のパンク修理時に刺さっている物を抜き忘れた可能性が非常に高いです。

そしてタイヤのラベル面とバルブ位置を合わせないで約15センチずれてタイヤを装着した為、抜き忘れた針がまた刺さりパンクを引き起こしたものと推測できます。

そして前回の修理パッチも、、、、

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残念ですがパッチを張る前のチューブの下地処理が悪いのでパッチが綺麗に貼れておらずパッチの淵から剥がれてきています。

今回は穴の数が多いのでチューブを交換しました。

本当は剥がれかけたパッチを剥がして前回のパンクの穴などの特定もしたかったのですがお客様がそのまま外したチューブを返却して欲しいとの事でしたので、後日お客様には事情をしっかり説明して刺さっていた針と外したチューブをお渡ししました。

このようなケースは珍しくはありませんが普段の生活の移動に使われているお客様からすると修理に日数がかさんだ挙句の度重なるトラブルでは大変不便な思いをされます。

出張修理の自転車屋さんは一般的なシティーサイクル等のパンク修理は基本的に予約された修理日には作業が完了しますのでお急ぎの方などで修理にお困りの際はぜひ一度ご相談ください。
2023.01.08

ホイール交換からのトラブル 続き②

こんにちは 出張修理の自転車屋さんです。

本日は、前回の続きサーリーの作業をご紹介します。

前回はホイールの作業、整備が完了したので次はフレームです。

まずはリア精度の確認

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大きなズレは無いです。

フロントの確認

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少しずれていましたので修正しました。

次はRディレラーハンガーの確認

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右側から見て6.9.12時の位置で確認しますが12時の位置では大きくずれています。

矯正後

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6.9.12時いずれの場所でも間隔が一定です。

今回の11速等の多段ギヤではハンガーの精度で変速精度が大きく変わります。

フレームの作業が終わりましたので次は全体的にブレーキ、変速、等を作業します。

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最初の点検で指摘した割れている、Rシフトアウターワイヤーの交換から作業します。

横から見るとアウターワイヤーが短いですね、この時代のパーツを使用していたプロ選手たちのバイクを見ても分かりますがアウターワイヤーを長めにセットしています。

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インナーワイヤーを含めて交換して前後の変速調整を行います。

次はブレーキ

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アジアスターレバーも開放位置でセットされており、ブレーキシューの高さ角度などもリムのブレーキ面から外れておりますので全て調整します。

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アジャスターを閉じた位置でブレーキの遊びを調整してからシューの高さや角度をリムのブレーキ面に納まるように調整します。

後は全体的にボルト、ナットの締め付け確認、ヘッドパーツのベアリングコンタクトなどを確認、調整します。

調整後には実際にテスト走行をしてブレーキ、変速等、走行動作に問題が無いか確認します。

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久しぶりのダブルタップですがやっぱりスラムは良いですね!!

この様なスポーツバイクの点検調整等も行っておりますので気軽にご相談ください。
2023.01.03

ホイール交換からのトラブル

明けましておめでとうございます。 出張修理の自転車屋さんです。

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今年も1年よろしくお願い致します。

ウサギ年にちなんで今年最初はサーリーの作業をご紹介します。

以前、サーリーの点検をさせて頂いたお客様より違うサーリーでホイールをご自身で交換されてから駆動系がおかしいとの事で持ち込み頂きました。

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とりあえず外見から軽くチェックします。

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リアのシフトワイヤーの痛み、後は何故かブレーキアウターがシフトアウターで組まれているぐらいが気になった箇所です。

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そして一番の問題点の駆動系ですがよく見るとスプロケットのロックリングがフレームと接触しています。

これではまともに漕ぐ事は出来ません。

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明らかにロックリングが外側に出すぎています。

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ロックリングにはフレームと当たり塗装の剥がれが付着しています。

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フレーム側もロックリングと接触して塗装が剥がれて傷が付いています。

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ロックリングを外すとほとんどねじ山と噛んでおらずトップギヤもフリーボディーのスプラインにわずかに乗っているだけです。

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カセットスプロケットを外すと謎のスペーサーが1枚入っています。

これが原因ですね。

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フリーなどのサイズをしっかり測定、確認してこの要らないスペーサーを外します。

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ベアリングの状態などもついでに確認していきますが、フリーのベアリング2ヶ所が明らかにゴリゴリしています。  

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シールを外すとグリスが無くベアリングが錆びてます。

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とりあえず交換には部品が必要ですが今の時代は補修用のパーツをそろえるのも一苦労となるので全てのベアリングサイズを測定して交換パーツを揃えるまで応急的に清掃、グリスアップをします。

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この様な状態になる前には定期的なメンテナンスが必要ですが最高のケミカルを使用して組みなおします。

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フリー部分なども必要に応じて清掃、注油、グリスアップ等をしていきます。

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正しい手順で組み立てなおすとトップギヤも正しい位置に収まります。

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ロックリングもねじ山に正しいく収まります。

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フレームに収めてもロックリングとフレームは干渉しません。

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前輪もホイールバランス、センター、スポークテンションなど確認して手直しします。

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後輪も同じく整備します。

残りの作業は次回紹介します。

この様に組み立て手順が違ったりすると事故や怪我につながるケースもありますので自転車がいつもと違う違和感などを感じられましたら気軽にご相談ください。
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