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2025.12.04

ディスクブレーキ整備作業

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日はMTBのディスクブレーキの整備作業をご紹介します。

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ブレーキパッドに磨耗がありご自身で新品のパッドを用意して交換しようとしたが嵌らないとの事で作業場に持込されました。

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パッドはほぼ残りがありません。

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正常ですとピストンを戻せば新しいパッドを入れるクリアランスが出来ますが押し込んでも硬くピストンが戻りません。

この時代のAVIDはメーカー推奨で6ヶ月でのフルード交換になります。

お客様の話では数年無交換だそうです。

フルードが劣化しますと膨張したようになりピストンが押し戻せなくなります。

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またブレーキホースに破損が見られぎりぎりフルード漏れはありませんがいつ漏れ出してもおかしくない状態です。

ブレーキの年式からそろそろ新品に交換しても良い時期ですよとお客様にはご提案しましたが遠方からのご来店で明日MTBパークで使用するので明日までに使用できるようにして欲しいとの要望でした。

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ブレーキホースの破損は幸いにもブレーキレバー直ぐ横でホースの長さ的にも余裕がありましたので破損箇所を切除し新しくつなぎ直してブレーキフルードを全て交換します。

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DOTフルードは車体などに付着すると塗装を痛めますので車体からブレーキを取り外して作業します。

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フルード交換前にブレーキホースの修理をします。

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破損箇所を最低限で切除します。

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SRAM純正のスモールパーツを使用して交換します。

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新品の組み付け

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グリスも純正のDOTグリスを使用してアセンブルします。

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適正トルクで締め付けます。

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専用の注入機を使用します。

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新品の注入前フルードはとても綺麗ですが、、、

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抽出後の古いフルードは色が違います。

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フルードが入れ替わったらメーカー作業手順に従いエア抜きを行います。

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フロントが終わったのでリア側も作業しますがこちらもパッドに磨耗が見られます。

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リア側も同じように作業していきます。

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同じようにフルードは劣化しています。

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丁寧に作業してエアーを取り除きます。

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キャリパーにも汚れが目立ち作業で少量ですがフルードがブレーキに付着したので洗浄します。

アルコール→中性洗剤→洗浄の手順で徹底的に掃除します。

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洗浄後にエアーで水分を飛ばして乾燥させます。

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ブレーキの乾燥中に各部の点検、整備を行います。

まずはホイールのバランス調整

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ローターの磨耗確認、再使用可能です。

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ローターの締め付け確認

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下りメイン使用なのでチェーンの磨耗は大丈夫です。

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後輪のバランス調整です。

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こちらもローターは再使用可能です。

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スプロケットは少し緩みがありました。

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ローターも締め付け確認

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各部の点検、調整

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BBに微細なガタツキがありよく見ると左側の取り付けが緩んでいるのか外に出ています。

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クランクを取り外してBBの上体をチェックします。

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確認して締め付け直した結果シャフトのガタツキもなくなりました。

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クランク、ペダル、サドルも締め付け直します。

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ブレーキが乾燥しました。傷はありますがダスト汚れは綺麗になりました。

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取り付け前にピストン清掃をします。

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綿棒にアルコールを付けて清掃します。

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ピストン周りにDOTグリスを塗布します。

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はみ出たグリスをふき取ります。

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新品のブレーキパッドを取り付けます。

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異音対策もします。

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ブレーキを車体の取り付けして動作確認します。

最初はブレーキに遊びが無かった(ピストンが戻らない為)ですが、修理後は適切な遊びがありブレーキもしっかり利きます。

テスト走行しブレーキ、変速等も問題ないことを確認します。

お客様に作業内容を確認してもらいお渡しして作業完了です。

翌日もパークで楽しく遊べたそうで良かったです。

スポーツバイクの修理整備などでもお困りの際は気軽にご相談下さい。

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