2025.05.25
最近のいろいろな修理(中古パーツの活用)
こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。
本日はとにかくお値打ちに修理をして欲しいと言う方の要望にあわせた修理事例をご紹介します。
走行中に左クランクが脱落してしまったとのことで多治見市内にお伺いします。



脱落したクランクはシャフト接合部が変形しており再度取り付けてもまた直ぐに外れるのが目に見えているので交換します。
とにかく本人に怪我が無くて良かったです。 最悪骨折などの大怪我に繋がる事故になるところでした。


学生の通学自転車ですが一日の走行距離が30kmほどになるのと本人の乗り方が荒いのでまた壊す可能性が在るので最低限、安く修理をして欲しいとの保護者からの要望です。
通常この手の修理は左右のクランクとBBを交換するのが一番ですが物価高などもあり昔より修理代金は高額になります。
そこで当店が廃車で引き取った自転車から合うものを探して交換します。
色はシルバーですがそれ以外は全く同じですので錆を落としてこれで交換します。

振動が凄いのかチェーンケースのネジも脱落してます。
ここも後で取り付けます。

左右のクランクを外してBBの状態を確認しますが悪い手ごたえがしますので全て分解します。

案の定グリスがほぼ切れかかってます。 元のグリスも粘度が低いのが触ると良く分かります。
某量販店ではBBを外しもしないで少しガタつきが在るだけで「BBを交換しないと修理できない」と言うふざけた見積もり(金儲けの事しか脳が無い)をする店舗(店員)も在りますが、当店では必ず目視で確認して判断します。

幸いBBシャフトには虫食い磨耗などは見られません。

全てのパーツを綺麗に洗浄、目視で異常が無いかチェックします。

シャフトにはクランク接合部も大きな磨耗は無かったのでベアリングに粘度の高いグリスを大量に詰め込みます。

フレーム側も清掃してねじ山にグリスを塗布します。

組み込んでいきます。
シャフトからグリスが溢れる位詰めて混むとBBのグリス切れが押さえれます。


振動による緩み対策で当店ではロックリングに緩み止めの液剤を塗布します。

BBシャフトとクランクの接合部(テーパー状部分)には違う種類の液剤を塗布して抜けにくくします。

緩み等の異常が目視で分かるようにペイントマーカーでチェックをします。


右クランクを取り付けます。

次に左側の作業をします。


左はボルトも脱落して紛失してますのでこちらも中古で用意します。


右と同じ作業を行います。


とにかく全てのボルト、ナットの締め付けが緩いので締めてチェックしていきます。


チェーンケースのカバーも中古で用意したので緩み止めを塗布して取り付けます。


サドルは破れていて水が染みるので新品に交換します。


リアカゴがずれているので直します。


シフトアウターも表面が削れてますので補修します。


各部に注油します。

締め付けできる全てのボルト、ナットを増し締めして最後にテスト走行をして異常が無いか確認して完成です。
今回の修理でお客様からはサドル代金しかパーツ代は頂いておらず、中古パーツは無料で取り付けに伴う工賃、出張料金のみの金額です。
因みに今回の作業工賃は某量販店の作業工賃の半額以下となっています。
高額な修理でお困りの際は気軽にご相談下さい。
カテゴリ:シティーサイクル修理
本日はとにかくお値打ちに修理をして欲しいと言う方の要望にあわせた修理事例をご紹介します。
走行中に左クランクが脱落してしまったとのことで多治見市内にお伺いします。



脱落したクランクはシャフト接合部が変形しており再度取り付けてもまた直ぐに外れるのが目に見えているので交換します。
とにかく本人に怪我が無くて良かったです。 最悪骨折などの大怪我に繋がる事故になるところでした。


学生の通学自転車ですが一日の走行距離が30kmほどになるのと本人の乗り方が荒いのでまた壊す可能性が在るので最低限、安く修理をして欲しいとの保護者からの要望です。
通常この手の修理は左右のクランクとBBを交換するのが一番ですが物価高などもあり昔より修理代金は高額になります。
そこで当店が廃車で引き取った自転車から合うものを探して交換します。
色はシルバーですがそれ以外は全く同じですので錆を落としてこれで交換します。

振動が凄いのかチェーンケースのネジも脱落してます。
ここも後で取り付けます。

左右のクランクを外してBBの状態を確認しますが悪い手ごたえがしますので全て分解します。

案の定グリスがほぼ切れかかってます。 元のグリスも粘度が低いのが触ると良く分かります。
某量販店ではBBを外しもしないで少しガタつきが在るだけで「BBを交換しないと修理できない」と言うふざけた見積もり

幸いBBシャフトには虫食い磨耗などは見られません。

全てのパーツを綺麗に洗浄、目視で異常が無いかチェックします。

シャフトにはクランク接合部も大きな磨耗は無かったのでベアリングに粘度の高いグリスを大量に詰め込みます。

フレーム側も清掃してねじ山にグリスを塗布します。

組み込んでいきます。
シャフトからグリスが溢れる位詰めて混むとBBのグリス切れが押さえれます。


振動による緩み対策で当店ではロックリングに緩み止めの液剤を塗布します。

BBシャフトとクランクの接合部(テーパー状部分)には違う種類の液剤を塗布して抜けにくくします。

緩み等の異常が目視で分かるようにペイントマーカーでチェックをします。


右クランクを取り付けます。

次に左側の作業をします。


左はボルトも脱落して紛失してますのでこちらも中古で用意します。


右と同じ作業を行います。


とにかく全てのボルト、ナットの締め付けが緩いので締めてチェックしていきます。


チェーンケースのカバーも中古で用意したので緩み止めを塗布して取り付けます。


サドルは破れていて水が染みるので新品に交換します。


リアカゴがずれているので直します。


シフトアウターも表面が削れてますので補修します。


各部に注油します。

締め付けできる全てのボルト、ナットを増し締めして最後にテスト走行をして異常が無いか確認して完成です。
今回の修理でお客様からはサドル代金しかパーツ代は頂いておらず、中古パーツは無料で取り付けに伴う工賃、出張料金のみの金額です。
因みに今回の作業工賃は某量販店の作業工賃の半額以下となっています。
高額な修理でお困りの際は気軽にご相談下さい。