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2023.10.07

MTBの点検、調整作業 中編

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日は前回の続きの作業をご紹介します。

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リジットフォークからサスペンションフォークに交換します。

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コラムにクリスキングの1.5ベースプレートを圧入します。

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ユニオール製の専用工具を用いて圧入します。

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隙間無く圧入して腐食防止のグリスを塗布します。

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SRサンツア製のフロントシャフトは過去に腐食や汚れでシャフトが固着し、取り外しに大変な作業をした経験があるのでグリスをしっかり塗布します。

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とりあえず仮付けしてタイヤクリアランスなどに問題ないかを確認します。

そしてコラムの長さは、、、

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やはり短いですね。

これに関しては取り付け前の寸法計算で分かってはいましたが、、、

とりあえずお客様に連絡をします。

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ステム上端からコラム上端までが9.5mmの差があります。

個人的にはここの差は3mmに設定してコラムカットを行うか、少しオーバーしてステム上部に5mmスペーサーを乗せるほうがコラム保護やステムの締め付けた際のトラブルが避けられると思います。

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クリスキング純正のボルトも長さが足りなくなってしまうので別のものが必要になります。

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とりあえず他の部分の点検をしていくと赤枠内の部分の隙間が大きいことに気が付きます。

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現状を把握する為に左クランクを外します。

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グリスで汚れていますので清掃すると、、、

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リングといわれるパーツが欠品しています。

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シマノの展開図で見ると赤枠のパーツです。

以前にも同じような事例がありました。  こちら 

コラムの件と共にこちらもお客様に連絡をしてどうされるかを確認します。

確認後、コラムの件は自己責任で使用するので作業を進めて下さいとの事で、リングパーツは取り寄せして作業するとの事になりました。

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しかしコラムが短い部分でステムを締め付けると最悪ステムが破断することもありますので足りない空間を埋めるパーツを作製します。

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某イタリア製高級メーカーのコラムの端材がありましたのでほど良い長さでカットしてスペーサーにします。

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コラムとステム設置面積も少し減り固定力不足も考えられますのでカーボンコラムなどの固定に使用する専用のグリスをコラムに塗布して対策します。

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ほど良い高さに収まりました。

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ステムキャツプボルトも長いステンレス製の物を用意して交換します。

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固定後に確認でハンドルをこじってもステムはしっかり固定されています。

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新品のリングを用意しました。

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装着します。

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このバイクは前のオーナーが個人で組んだのかショップで組んだのか定かではありませんが殆どのボルト、ナットの締め付けが緩いです。

BBも適切なトルクで締め付けます。

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最初と比べると適正な隙間になっています。

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左クランクも適正なトルクで締め付けます。

次回に続きます。

スポーツバイクの修理、点検などでお困りの方は気軽にご相談ください。
2023.09.30

MTBの点検、調整作業 前編

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日はMTBを中古で購入されたお客様より点検、調整の依頼がありましたので作業場に持ち込みでの作業をご紹介します。

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ぱっと見た感じとてもコンディションの良いMTBです。

まずはお客様立会いの下、簡単に全体をチェックします。

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いくつかの問題点はありましたが一番気になる箇所はチェーンの長さです。

LOWでかなりチェーンが張って変速機もかなり無理しています。

お客様にはチェーンを長いものに交換が必要と説明します。

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後はお客様の持ち込みでサスペンションの取り付けもお願いされました。

KINGのインセット7でこのコラム長さは短いかも、、、、

とりあえずお預かりして作業を進めます。

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前のオーナーは自分で組み立てたのかミッシングリンクも進行方向とは逆に付いてます。

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シマノのマニュアルに従いチェーンの長さを確認しますと、、、

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全然、短いですね。 

とりあえず新品のチェーンを注文してホイールから整備を始めます。

リアホイールから

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大きな振れは特に無いです。

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センターも大丈夫です。

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テンションの確認をして微調整をします。

次はフロントホイール

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こちらもセンターはOKです。

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少し振れがありましたので調整します。

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テンションも確認して微調整します。

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ローターボルトもトルクレンチを使用して増し締めしますが最初から緩いですね。

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スプロケットのロックリングも緩いのでトルクレンチを使用して適性トルクで締めます。

残りは次回ご紹介します。
2023.09.23

最近のいろいろな修理 ⑩

こんばんは、出張修理の自転車屋さんです。

本日はシティーサイクルの修理をご紹介します。

まずはパンク修理依頼で美濃加茂市まで出張でお伺いしました。

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空気圧不足でタイヤがズレて動いてしまい、その際に中のチューブがタイヤと擦れて磨耗してパンクをしていました。

チューブが中で折り重っています。 今回は後輪でタイヤの磨耗もありましたのでタイヤ、チューブの交換です。

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タイヤにプリントされているものは本来バルブの中心でセットされていますので赤の矢印分だけタイヤが動いていることが分かります。

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変速の調整も最初は2速の位置でプッシュロッドの赤線がハブ軸の末端よりずれてセットされています。

この位置がずれていますと最悪駆動体ユニットの破損につながります。

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プッシュロッドの位置を2速でハブ軸末端と面で合わさるように調整しました。

次はパンク修理依頼で土岐市まで向かいます。

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電動アシストつき自転車のパンクですがチューブの状態が悪いのでチューブ交換で作業完了です。

次はパンク修理依頼で多治見市内に向かいます。

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純正タイヤが飴色サイドのタイヤで紫外線などの影響で経年劣化が激しいので前後のタイヤ、チューブを交換します。

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これまたプッシュロッドの位置が良くないので最後に調整しました。

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後輪も交換します。

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外したタイヤですがサイドのひび割れなどがかなり目立ちます。

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さらにワイヤービードもタイヤから外れてしまってます。

これでは最悪タイヤバーストの恐れもありましたのでタイミング的に前後交換してよかったです。

次は空気を補充していたらでかい音がしてパンクしたとの事で可児市にお伺いします。

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見事にチューブが破裂してます。

恐らく何らかの原因でチューブがタイヤに挟まったまま空気圧が上がって破裂したものと考えられます。

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タイヤサイドにもひび割れがありますのでタイヤ、チューブの交換で作業完了です。

最後の方は豆に空気を補充しているのにもかかわらず空気圧不足でのパンクです。

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原因はタイヤの肉厚にありました。

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トレッド面の肉厚が通常のタイヤより厚くて本人は空気を入れたつもりでしたが実際には空気は少ない状態でした。

お客様が空気圧の確認の際にタイヤを立てに握って圧を確認していたのでタイヤの肉厚で空気が入っているものと誤認してました。

お客様の要望でタイヤ、チューブを対磨耗に交換して空気圧確認の正しい行い方をご説明して作業完了です。

シティーサイクルの修理でお困りの際は気軽にご相談下さい。
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