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2025.04.27

最近のいろいろな修理

こんにちは、出張修理の自転車屋さんです。

本日も修理作業の様子を幾つかご紹介します。

まずは全体の点検調整で土岐市まで出張します。

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約1年ほど前にブレーキの修理でご依頼頂きました。

リピート頂きありがとうございます。

前回交換したブレーキシューには問題ありませんが磨耗でブレーキ時に異音がする事もあるので角度を調整します。

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チェーンにも注油をします。

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後輪の虫ゴムをチェックします。

前回の修理時にサービスで新品の虫ゴムに前後交換しています。

後輪は過去にどこかでチューブ交換しており(理由は後ほど説明します)虫ゴムにも異変はありませんでしたが虫ゴムは定期的な交換が必要なので新品に交換します。

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タイヤにはひび割れなどの経年劣化があり、パンク時には前後共に新品に交換したほうが良いとお客様にはお伝えします。

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こちらが前輪の虫ゴムです。

チェックの為少し引っ張っただけで簡単に千切れました。

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虫ゴム劣化の主な原因は🇫🇷某量販店🇫🇷で推奨しているパンク防止剤?? です。

この液剤のせいで前後共に新品に交換した虫ゴムが片側だけ劣化が早まっていると考えられます。

さらにバルブは漏れ出した液剤で金属が腐食しています。

このバルブは主に真鍮製で通常使用でこの様に腐食する事は殆どありません。

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さらに取り外したプランジャーは腐食で先端が折れていることが分かります。

この為プランジャーと虫ゴムは新品に交換しました。

パンクを防止するどころかこの様な弊害が多く本当に「百害あって一利なし」です!!

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後輪ブレーキからも異音がするので、こちらはお客様の合意の下多少ブレーキの効きがマイルドになりますが裏技で異音を消します。

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各部に注油、各ボルト等を増し締めしテスト走行をして問題ないことを確認して作業完了です。

次に前後パンク修理依頼で多治見市内にお伺いします。

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タイヤを触った感触では完全にパンクはしておらず空気圧が殆ど入っていない感じです。

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まずは後輪からチェックします。

すでにバルブが少し斜めになっており低圧での走行をしていることが分かります。

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タイヤを外してチューブをチェックしますがさほどチューブがずれておらず削れて磨耗しているようには見えません、、、、

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それもそのはず、、、後輪は🇫🇷某量販店🇫🇷でチューブを交換していました(理由は後ほど)

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とりあえず虫ゴムを新品に交換して

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水調べをします。

穴はありませんでしたのでこのままチューブ、タイヤをホイールにセットしたいのですが、、、、

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フラップをチェックすると何故か一般車等(シングルウォールリム)に使用するゴム製のフラップではなく、スポーツバイク等(ダブルウォールリム)に使用する耐圧製のフラップに交換されています。

通常一般車等に使用されるシングルウォールリムはホイールを構成しているニップルと呼ばれるナットがホイール裏側に露出しています。

ニップルにチューブが直接接触するとパンクする為、フラップでニップルを覆い直接当らないように肉厚で弾力性の在るゴム製のフラップを使用してカバーします。

対してスポーツバイク等で使用されるダブルウォールリムでは二重構造のためニップルに直接チューブは接触しないですが、リムに空いている穴をカバーする為に耐圧製の薄いフラップが主に使用されます。

そして空気圧不足で走行したゴム製のフラップはバルブ付近で切れやすいです。

これは私の考察ですが前回修理した某量販店スタッフが作業中にゴム製のフラップを何らかの原因で切ってしまい、ゴム製のフラップを入れるのが面倒でスポーツバイク用のフラップを貼り付けたと思います。

では何故ゴム製のフラップでは無くスポーツバイク用のフラップを使用したかと言うと、、、

ゴム製のフラップは輪ゴムのように1本物で成型されているのですでにホイールを車体に戻した段階で切れてしまうと再度車体からホイールなどを全て外さないと入れることが出来ません。

そこで再度取り外すのが面倒になりセロハンテープのように貼り付けれるスポーツバイク用のフラップを使用したのではないでしょうか。

慌てて作業したのかフラップも左右にブレて張られており肝心のニップルを覆えずに見えています。

さすがにこのまま杜撰な状態では戻せないので直します。

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🇫🇷某量販店🇫🇷の作業レベルをリスペクト(笑)して、見えているニップルのみにフラップを巻きつけて終わらせようかと思いましたが、、、

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良心が痛むので新品の純正ゴムフラップを取り付けますが、元のフラップは「あえて」残してあります。

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そしてスタンドの爪がフレーム当てていませんね。 どこを見てスタンド位置を決めているのか不思議です。

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直しました。この様にスタンドの爪をフレームに当てるのが正解です。

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次は前輪です。

すでにチューブがずれて皺が寄っているのが分かります。

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チューブ一周に渡り無数の磨耗傷があります。

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タイヤ内にもチューブの削れたゴムカスが沢山あります。

お客様に確認してもらい新品のチューブに交換します。

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タイヤ作業は終わったので全体の点検調整を行います。

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前ブレーキの右側シューがダブルピボット特有の現象でタイヤと接近しています。

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あのまま使用を続けるとタイヤと接触してパンクしますので位置を下に下げます。

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反対に左側のシューは下に下がっています。

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そこで位置を上げて適正な調整を行いました。

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各部のボルト、ナット等緩みが無いか確認、増し締めを行います。

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各部に注油を行い最後にテスト走行をして問題ないことを確認して作業完了です。

GW中も修理でお困りの際は気軽にご相談下さい。

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