2022.06.19
幼児車のブレーキ整備編
こんにちは。 出張修理の自転車屋さんです。
本日は、幼児車のブレーキ修理をご紹介します。
お客様からの「持込でお預かりして」の修理になります。
中古でご購入された自転車ですがブレーキの利かなくてお客様ご自身で整備をしたものの、改善されないとの事です。
ブレーキのワイヤーに痛みや亀裂などがあり、アウターワイヤーも短くて取り回しに無理がありますので今回はワイヤー一式を交換いたします。
交換前にフロントホイールのハブ(車軸)のガタがありますのでこちらを調整します。
ブレーキのゴムは残りはありますがゴムの表面が硬化しています。 硬いとすべってブレーキの利きが悪くなります。
表面を軽く研磨してしっかり利くようにします。
前のブレーキキャリパーにもガタがあります。 ブレーキ時にキャリパーが遊んで利きが悪くなります。
がたつきが無く、スムーズに動くように調整します。
チェーンも張りが弱く外れそうです。
油もついていないのでチェーン調整前に注油します。
チェーンを最適な張りに調整してホイールセンターを出します。
センター確認後にハブナットを締めます。
ブレーキワイヤーを外していきますが何故かアウターキャップがついていません!?
無くてもブレーキは引けますが良い事は何もありません。
新品のアウターワイヤーを最適な長さでカットします。
カット後の端面は綺麗に処理します。
アウターケーブル内にシリコンスプレーを塗布します。
新品のインナーワイヤー 当店ではインナーワイヤーは必ずステンレスを使用します。
錆などの腐食に強くて、ブレーキの引きも軽くなります。
インナーケーブルにも最適なグリスを塗布します。
キャリパーのセンター確認、ブレーキシューのあたり面の確認をしてワイヤーを取り付けていきます。
リアブレーキケーブのアウターキャップもしっかり取り付けます。
ここで一つ異常があります。 リアブレーキの組み立て方に間違いがあり、、、、、
ブレーキケーブルを引いても利いている手ごたえがありません。
組み付け部品の順序が逆でブレーキをかけてもケーブルの受けパーツが動いてしまいます。
これではいくら調整しても、しっかりブレーキが利きません。
正しい順序で部品を取り付けし直します。
ケーブルの受けがドラムハウジングの切りかきで固定されてますので受けが動くことなくしっかりブレーキが利きます。
アウターケーブも最初は短いですが、最適な長さでカットしてあるので無理がありません。
インナーケーブルも邪魔にならない長さでカットしてキャツプを固定します。
完成です。
今回は「キャンペーン」で行っている無料点検、調整でサービスでブレーキ以外にも全体を整備いたしました。
小さなお子さんは握力が弱い為、ブレーキを握る力も弱いです。
きちんと整備された自転車でないとブレーキが利かないで、事故や怪我につながります。
整備でお困りの方は是非ご相談ください。
カテゴリ:シティーサイクル修理日記
本日は、幼児車のブレーキ修理をご紹介します。
お客様からの「持込でお預かりして」の修理になります。
中古でご購入された自転車ですがブレーキの利かなくてお客様ご自身で整備をしたものの、改善されないとの事です。
ブレーキのワイヤーに痛みや亀裂などがあり、アウターワイヤーも短くて取り回しに無理がありますので今回はワイヤー一式を交換いたします。
交換前にフロントホイールのハブ(車軸)のガタがありますのでこちらを調整します。
ブレーキのゴムは残りはありますがゴムの表面が硬化しています。 硬いとすべってブレーキの利きが悪くなります。
表面を軽く研磨してしっかり利くようにします。
前のブレーキキャリパーにもガタがあります。 ブレーキ時にキャリパーが遊んで利きが悪くなります。
がたつきが無く、スムーズに動くように調整します。
チェーンも張りが弱く外れそうです。
油もついていないのでチェーン調整前に注油します。
チェーンを最適な張りに調整してホイールセンターを出します。
センター確認後にハブナットを締めます。
ブレーキワイヤーを外していきますが何故かアウターキャップがついていません!?
無くてもブレーキは引けますが良い事は何もありません。
新品のアウターワイヤーを最適な長さでカットします。
カット後の端面は綺麗に処理します。
アウターケーブル内にシリコンスプレーを塗布します。
新品のインナーワイヤー 当店ではインナーワイヤーは必ずステンレスを使用します。
錆などの腐食に強くて、ブレーキの引きも軽くなります。
インナーケーブルにも最適なグリスを塗布します。
キャリパーのセンター確認、ブレーキシューのあたり面の確認をしてワイヤーを取り付けていきます。
リアブレーキケーブのアウターキャップもしっかり取り付けます。
ここで一つ異常があります。 リアブレーキの組み立て方に間違いがあり、、、、、
ブレーキケーブルを引いても利いている手ごたえがありません。
組み付け部品の順序が逆でブレーキをかけてもケーブルの受けパーツが動いてしまいます。
これではいくら調整しても、しっかりブレーキが利きません。
正しい順序で部品を取り付けし直します。
ケーブルの受けがドラムハウジングの切りかきで固定されてますので受けが動くことなくしっかりブレーキが利きます。
アウターケーブも最初は短いですが、最適な長さでカットしてあるので無理がありません。
インナーケーブルも邪魔にならない長さでカットしてキャツプを固定します。
完成です。
今回は「キャンペーン」で行っている無料点検、調整でサービスでブレーキ以外にも全体を整備いたしました。
小さなお子さんは握力が弱い為、ブレーキを握る力も弱いです。
きちんと整備された自転車でないとブレーキが利かないで、事故や怪我につながります。
整備でお困りの方は是非ご相談ください。