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2022.05.09

MTBのオーバーホール その③ ディスクブレーキ編

こんばんは。 出張修理の自転車屋さんです。

ゴールデンウイークは晴天に恵まれましたね。

GWも終わり本日から仕事の方も多いと思います。あいにくの雨の週始まりで時間もありますので前回の続きでディスクブレーキのブリーデイング作業などをご紹介します。

私がもっとも得意とする作業の一つで2001年にプロショップで勤めてから数え切れない台数のブリーディングを行ってきました。

MTBディスクブレーキの黎明期から今日に至るまで数多くのメーカーのブレーキも作業してきました。

シマノ、テクトロ(TRP)、マグラ、スラム(AIVD) 等はフルードなども常備しています。





今回の車両はシマノのディスクブレーキでケーブル(ホース)が外装タイプですので車両から取り外して作業します。

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レバーにじょうごをセット。

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キャリパー側にはシリンジ(注射器ユニット)をセット。

エアーを抜いてきます。

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古いフルードは経年劣化で変色しています。

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レバー側も角度を変化させてエアーが抜けやすいようにします。

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作業の手順はシマノのマニュアルにありますがいろいろな方法がありますのでご自身で作業効率がよいやり方を見つけると作業が早く正確に行えます。

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じょうご側からもエアーが抜けます。

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ブリーディングが終わりましたら付着したフルードをアルコールを使用して清掃します。

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今回は中古のキャリパーですので綿棒を使用してキャリパー内をしっかり清掃します。

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ピストン部もブレーキダストなどで汚れていましたがとてもきれいになりました。

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前後とも綺麗に清掃します。

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一見、汚れて無さそうなキャリパーも綿棒が黒く汚れるぐらいでした。

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外したパッドの状態を確認します。

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リアのパッドにかなりの編磨耗が見られます。

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この車両は作業前の点検でピストンの引きずりもありましたが、後輪はクイックレバー内のスプリングが逆に装着されていましたのでリアのホイールがフレームに対して斜めに装着されていました。

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おそらくそれが原因でブレーキパッドの編磨耗(キャリパーにも接触)していました。

幸いキャリパー本体とローターには使用上の不具合はありませんでしたのでパッドを新品に交換して作業完了となります。

ディスクブレーキの不具合やトラブルは必ず原因があります。

単にディスクブレーキだからしょうがないと思われている方も見えますがお悩みの方、一度ご相談ください。

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